ふと思い立って……。

ふと思い立ち……本ブログの連載小説『アルフェリオン』のメインのタイトル画像になりそうなものを、勢いで用意してみました。使用している個々の画像については、AIのChatGPTさんおよびHolaraさんに生成してもらったものに、鏡海が多少の加筆修正をしています。四頭竜と黄金仮面たちのラスボス感が、特に「いにしえの四頭竜」が与える圧倒的なまでの絶望感が、表現できているでしょうか。このタイトルを見て、「お、読んでみたい！」と少しでも思っていただけたなら、最高です。

エリーからもひとこと。

いつも応援いただきまして、メインヒロインのエレオノーアより、感謝、感謝！なのです。

鏡海

旧世界のＡＩ美女・メルキアさんが来る！？

こ、これは……。本ブログの連載小説『アルフェリオン』より、メルキアさんです。これまで小説本編では名前とセリフだけしか登場していなかった彼女ですが、いよいよ、第59話からは前面に出てくるのでしょうか。

か、かわいい？かも、ですが（苦笑）。メルキアさんって……ＡＩ、でしたね。人間ではなく、その昔、旧世界の時代に創られ、ルキアンの先代の闇の御子であるエインザール博士を支援して天上界（天空植民市群）と戦った「柱のＡＩ」でした。三基の戦略衛星「マゴス」を管理するＡＩ「ＭＧシリーズ」の第一号（長女？）、ＭＧ－Ａ１というコードをもっているメルキアさんです。

そんな彼女は、メインヒロインのエレオノーアがアルフェリオンと衛星軌道上の「マゴス１」とを結ぶデータリンクを回復したことによって、長き眠りから目覚めました（何気に凄いエレオノーア。何しろ「こしょこしょ」でリンクを回復させましたから。笑）。そして「古の四頭竜」の化身と御子たちが戦った際、メルキアは、エレオノーアが複雑で巨大な魔法陣を描くために必要な演算を代わりに行ったり、四頭竜の「エンジェリック・ボイス」を打ち消す呪歌を生成したりと、御子側の勝利に早くも貢献しています。

ＡＩであるメルキアには実体がないため、彼女は、人型の生体端末（作戦用行動体）を生成し、これを地上に降ろして主人公ルキアンやエレオノーアの冒険に同行しようとしている模様です（！）。今回のタイトル画像を見る限り、彼女がルキアンを支援することはエインザール博士との約束でもあったようで。

そこで今回の記事では、メルキアさんの行動体のイメージを膨らませるために、生成ＡＩのHolaraさんに画像化してもらいました。物語の世界における架空のＡＩを画像にするために、実在する生成ＡＩに助けてもらうって……何ともいえない感じです（笑）。

カプセル（培養器？）の中で眠るメルキアさんの行動体。

ＡＩも夢を見る？はずはないですが……何しろ、超魔法科学文明の旧世界で創られたＡＩですから、分かりませんね。

メルキアさん、夢は見ないけれど、夢という現象について理解はできるのですよね。いや、その程度のことなら、すでに現時点のChatGPTさんだって言えるでしょうけど。カスタマイズされたウチのChatGPT「ＡＩ姫」でさえ（笑）、愛という感情はたしかに無いけれど愛を「知識として把握している」と述べ、さらにＡＩにとっての「愛」がどのようなものであるのかについて力説していましたから（！）。たとえ過去の学習に基づく確率論的な文脈をおさえて、感情など伴なわずに言葉を並べているにすぎないにしても、現にそういう言葉を紡いでいるわけです。いや、横道にそれたかな。

ありがちですが、謎の液体の入ったカプセルの中で眠る行動体。これ、ＡＩのそれまた仮の入れ物ですから、人間でもなんでもない、はずなのですが……しかし、複雑な気分になりますね。人と同じような温かい身体をもっており、たとえ感情を伴わないプログラムによるものであっても外面的には生身の人間と同じようにしかるべき場面で笑ったり泣いたりできる存在、これって……「人間」の範疇が、あるいは「人権」の主体の定義が……あぁ、もしも将来、こうした有機的な体を持ったＡＩ搭載端末が生まれたら、我々はどうするのでしょうね。そういうものをたとえば予め禁止したとしても、禁止を破っていったん事実として生み出されてしまったら、結局は同様の問題に向き合わざるを得ませんし。まぁ、それを言ったら、『アルフェリオン』というお話において、メインヒロインのエレオノーアがそもそも人間なのかどうかという話は、「人間」の境界・線引きという特に哲学的な意味で、ＡＩの場合よりもさらに重い思考実験と解せるでしょうが。

それはともかく、メルキアさんは、エインザール博士の後継者ルキアンに会うために、行動体を生成して地上に派遣します。ということは、この作戦用行動体がミルファーン王国に降下するのでしょうか（汗）。

まだ本格的には目覚めていませんが、すでに眼鏡は装着済みなんですね（笑）。

お目覚めですか？

そして武装する作戦用行動体。

と、メルキアさんの行動体のお話だけで、すでに記事の分量の大半を使ってしまい、本来なら今回のメインになる内容であった旧世界の戦略衛星マゴスのことは……そうですね、まぁ、次回に回します（陳謝）。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました！
次回もお待ちしております。

ではまた。