珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

やっと知った

2020-03-22 | 娘と夫の話
娘にずっと訊きたいことがあった。
一度膝を突き合わせてじっくりと、よくよく問いただそうとしていることが。
今日それがやっと聞けた。

「ねえ人狼ゲームって何?」

知らないの?と娘はゲラゲラ笑って「何回も友達とやっているよ」と教えてくれた。
うすぼんやりとした知らなかったそれを完全に理解できて、いやースッキリしたわ( ̄∇ ̄)

私が知らないことを、娘が娘の語彙だけで伝えて、それが私に伝わったことが嬉しいゾ。

ブログに書かれている通り、私の子育てはものすごく手抜き。
学校の行事はサボるし、勉強は家庭教師に丸投げだし、正直娘との時間より自分の趣味の方に熱心だし、聞かれたことは何でも答えるけど私からは殆ど何も聞かないし。
まっすぐ育ってくれと念力だけは送っているけど(笑)

でも漠然と「大丈夫じゃないかな?」と思っている。
だって心で思ってそう祈っているから。
こんな能天気な親もいるということを、参考になる人がいたらほんの参考程度にして下され。
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夫の教え

2020-03-11 | 娘と夫の話
無宗教だし、愛読書とか好きな言葉とか座右の銘とか聞いたこともないし、思想や贔屓の政党など押し付けられたことがない夫だけど、でもわりに厳しく言われたとすれば以下である。

①音楽はリズムで聞け。

②イヤホンで音楽は聞いてはいけない。耳を傷める。
ヘッドフォンもあまりよくない。音楽は身体全体で体感するように。
(そのためにステレオは整えてある)

③素人のカラオケは聴かない方がよい。聴くならホンモノ。

④ネットでどんな嫌な奴がいても俺に言うな。聞いてて不愉快だから。

以上は人生でまあまあ役に立った。
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なるようにしか

2020-03-06 | 娘と夫の話
学校が休みになったら娘は好きなだけ夜更かしして、朝は寝たいだけ寝てる。
今朝も昼過ぎに起きてきたら、何時に寝たん?と聞いたら
「えっと、鼻かんでたら朝の四時になった」とわけのわからん返事が返ってきた。

夫は「それがやりたいことなら好きなだけやればいいよ」とゲラゲラ笑っている。
「自分で気づくまで何を言っても無駄。自分がそうだったし」

「私、あなたのその気の長いところは偉いと思うわ」と言ったら
両親ともがそういう育て方をしたからだと言っていた。

先日80歳を超える義母から、携帯をスマホに変えたからと可愛らしいスタンプ入りのラインのメッセージが届いた。
「すごいですね」と感心して返信したら
「何回教えて頂いたかわからないんですよ」と返ってきた。
実の息子に「教えて頂いた」という言葉使いをする義母に私は何も敵わないと思う。

今朝の娘との会話。
「ママ、§@±×〇Δ…」
「は?何?はっきり言って」
「ママ耳鼻科行った方がいいよ。は?が最近めちゃ多いよ。一回で聞き取れないの?」
「いや、アンタの活舌が悪いと思うわ。もっとハキハキしゃべって。友達に言われない?活舌わるいって」
「ない。一回も言われたことないし」

言い訳するわけじゃないけど、昨今の若者の脱力したアクセントは微妙に私の日本語と違うんじゃ( ̄▽ ̄;)

夫は私の教育にもまず口を出さない。
「子育てはお前の好きなようにやって。どうせならお前に似てほしい。雑食でたくましくなるから」

たくましくなるかどうかは知らないけど、なるようにしかならないと思う。
実際のところ、今日までの万事がそうである。
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コロナ事情、我が家

2020-02-25 | 娘と夫の話
移動は自転車で一人仕事で、もともと人混みが嫌いで、自宅が好きで、取柄は快食快眠。
私にとっては当たり前の日常なんだけど、これが昨今は高評価のようである。
全く何が当たる?のかわからない、先のことは闇の人生と思う。

夫はウイルスも、昆虫や星のように生物学的?に見ているようで、次に新種のウイルスが発見されるのはいつだろうと結婚当初からそんなことを真剣に考えていたそうである。(あっそう、知らなかったわ( ̄ω ̄;))
少なからずウイルスが薬で耐性をつけて進化することが、マスクの値段よりはずっと興味深いようだ。

娘の中学は、卒業式を優先するために外部との接触のある行事は全面禁止人になった。
以上。
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適材適所3

2020-02-21 | 娘と夫の話
コロナウイルスで大騒ぎな昨今、近日シンガポールの客船に映画のロケハン(撮影場所の下見をしていろいろな段取りを考える)に行く夫に、「心配じゃないの?」と聞いたら、あまり気にしていないようだった。

そんなことより、
「最近、オリオン座を見てたら一つがなんだか暗いんだよ。それがずっと気になってたら、どうもベテルギウスに超新星爆発が起こるみたいで、あーやっぱりそうなんだと思った」と言われた。
「超新星爆発?それが起こったらその星が消えるの?」
いや、そうなったら逆に明るくなってそれはどうたら…と解説が始まったので後は興味のある人は調べて下さい。

ウイルスは薬で叩くと進化するから、それはどうちゃらとも言っていた。

世間がどうだろうと常に星やら雲やらを見ている人なので、マスクの入荷やあれこれは、私がアンテナを張るしかない。
適材適所(笑)
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整理整頓2

2020-01-28 | 娘と夫の話
先日は私の14回目の出産記念日だった。(言い方を変えてみました)

が、14にもなって娘の性教育が著しく遅れていたので、超整理整頓されたドストレートな解説をしてやった。
夜中までドラマを見たり友達とスマホを握りしめて長話をしているわりに、肝心なところにモザイクが入ったような半端な知識に呆れてしまい( ̄▽ ̄;)

「みんなこんなことお母さんには聞けないんだって。でもママはふつうじゃないから…」
「何ならお友達にも解説してあげようか?わかりやすく話すの得意だから」
「いえ、いいです!!」

今日は「職業体験」という授業らしくて、学校ではなくてどこかのキッズセンターへ行くと言って、ジャージを着て出かけて行った。
もっともいつも行っている「中学校」へ行く子もいる。
「小学校」に行く子や「老人ホーム」へ行く子や「図書館」や「マクドナルド」に行く子もいる。
やりたい業種によって行先がいろいろで、子どもが特に好きなわけじゃないけど、深く考えずにこれにしたと言っていた。
そして「××中学から来ました。今日は慣れない経験でご迷惑をおかけするかもしれませんが、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします」と先生に言えと言われた台詞を、やる気なさそうに暗唱していた。

「そんなん自分の言葉を言えばいいでしょう?」
「自分の言葉なんて別にない」
とザーザー降りの雨の中をテンション低く出ていったが、わりと楽しそうに帰ってきた。
「どうだった?」と訊いたら
いつもの「ふつう」の一言じゃなくて
「1歳から3歳までの子どもがいて、皆可愛かった。私も将来エッチして子どもができたら超可愛がる!!」
と、「エッチして」という一応自分の語彙が増えた言葉が返ってきた。
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光陰矢の如し

2020-01-19 | 娘と夫の話
「不要なモノは捨てる方がいい」と推奨していたら、娘がもう邪魔だから捨てたいと持ってきたものにこれらがあった。
そういえばこんなの作ってあげたわ。
透明な下敷きをカットして、ビーズを入れて作った万華鏡。 



MADE IN MOTHERに向かっても容赦ない、この子は一体誰に似たんだろう?( ̄▽ ̄;)というのはともかく、
捨てる前に写真撮っとこう。

これはコルク板で作ったビー玉で遊ぶピンボール。(絵だけ娘に描かせた) 



キレイに塗った絵具もすっかりはがれちゃったけど、ピンも考えてを打ってあるのだ。

まあこんなことに喜んでくれた時代も幻のように過ぎ去ってしまったわヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)ノ

楽しいひと時は、一瞬一瞬を噛みしめて堪能せよ。
そんなものはアッと言う間に過ぎるぞと言いたい。
でもこれ、辛い時も同じだよね。
そう、時は平等に矢のように過ぎる。

こんなガラクタを見て思った次第である。

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教育者

2020-01-11 | 娘と夫の話
娘の今の家庭教師が3月いっぱいで、正職に就くために(W大を卒業して教師になった)でお別れする。
小5の終わりから面倒をみてもらった先生で、自宅まで通ってもらって3年ほどになる。
決して決して優等生になったわけじゃなくて、あくまでそこそこになった娘の成績だけど、私はその成果にかなり驚いている。
勉強が嫌いだった娘が、なぜに机に向かうようになって、ある程度の点数が取れるようになったのか?

それは家庭教師が特別に教え方が上手かったとか、個性的なカリスマ性があったわけではなかった。

実は、うちの洗面所のドアには「拳でぶち抜いた傷跡」がある。
(私が修復して目立たないようにしてあるけど、夫がある事情でやったのである(笑))
家庭教師は、玄関からそれを目にする廊下を歩いて娘の部屋に行く。

娘いわく
家庭教師がそれに気づいていないはずがないけど『察して』見て見ぬふりをしている。
私はそこが好きなの。次の家庭教師も
それが条件
と言った。

こんなことが娘の心を捕らえたのだ。
こんなことでテレビコマーシャルでいう「やる気スイッチ」が入ったのである。

教育者のセンスって、つまるところ人間力なんだなあと思う。
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娘との会話18

2020-01-09 | 娘と夫の話
娘が「最近私、病気について調べてるの。トラウマによる心的外傷って何?」と尋ねてきた。

こういう質問を私にするのは如何なものかと思うが、娘の選択肢はまだ狭い。
これは、あくまで「ママが思うことだけどね」と前置きして言っておいた。

「ママはトラウマなんてないと思う。人の記憶ってどんどん上書きされて忘れるようにできてる。
道を歩くと、足跡が踏み倒されて、風が埃をとばして、雨が降って、新しい土が盛られて、草が生えて、それをまた踏み倒していくようなもの。
人は過去に戻ってやり直すなんて不可能な代わりに、よくも悪くも過去なんてどうってことがなくなるよ。
ピノコは嫌なことを思い出しておかしくなることってあるの?」
「ない」
「ママもない。ないならその感覚を信じた方がいい」

こういうことを書くと「いや、ショックな出来事を見た子どもはそれが大きな心の傷になって…」と、ムキになる人がいる。
是が非でも、それが未来永劫障害となって立ちはだかって、何をするにもネガティブに影響を及ぼす。及ぼさないと許さないというかね。
そりゃいろんな人がいるでしょうけど、でもそんな話が訊きたいのかなと思う。

私の知る限りはだいたいが、自分は幼少の頃の傷ついたから今でも心の傷があるとか、そのために些細なことで涙がこぼれるとか思春期みたいなことをいう人に限って、幸いにして総じて図太い。

本当に繊細な人は、そんなことを言って周りに気を使わせることをしないからである。
あるいは幸いにして、一晩快眠すれば昨日言ったことは見事に忘れるけど、幼少の記憶は忘れない特異体質?なのかもしれないけど( ̄▽ ̄;)

というわけで、こんな母親で不満足なら世界は広い。
これからもっと多くの選択肢の中から、気に入った答えを遠慮なく見つけていきなはれ。
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スゴい力

2019-12-26 | 娘と夫の話
「ママ、CAゲットしたってどういうこと?」
 「キャビンアテンダントと仲良くなったってことじゃない?なんで?」
「『おととい合コンでCAゲットした』って文章読んだから」
「母に聞くならもっとこう、文豪の銘文とかもってこい…( ̄▽ ̄;)」

しょうもない質問に答えているうちに、娘も最近はほぼほぼ私が何を知っていて、何をさっぱり知らないかを理解するようになった。
が、まだ完璧ではない。

私が答えたい質問は何かをわかってほしいけど、でも「人に教える」ってめちゃくちゃ難しいよね。
説得力だけではない、聞いて貰える何かが要る…

娘の家庭教師が来年3月で、正職に就くためサヨナラする。
学校の、どんなにいい先生が親身になってもなかなか人になつかなかった娘が「卒業式より悲しい」と言った。
私はとっくに関与はやめて、玄関での出迎えも見送りも娘一人に任せて、月謝を渡す以外は何の口も挟んでいない。

娘は最初の日から全く変わらない態度で、帰りには玄関で「ありがとうございました」と四角い挨拶をしてお辞儀をしている。
そんな一見、堅い距離感の中で、心には強く響いているものがあるんだと思う。
男の子もワンワン泣いた卒業式で、そんな同級生をチラチラ見ながら困惑していた娘であるが。

人を惹き付けて説得できるって、それだけでどんだけスゴイ力があるのかと思う。
ただの正論とも違う、この力は侮れない。
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感覚の話

2019-12-15 | 娘と夫の話
最近は恋愛ドラマがウケないどころか、恋愛自体しない「恋愛離れ」が久しいと聞いてへえ?と思う。
めんどくさい、自分の時間がほしいそうである。
忘年会スルーならぬ恋愛スルーなの?
いよいよ若い世代がわからなくなってきた(・・;)

あ、でもね、昨日娘から「JK言葉テスト」ってやらされたらなんと10問全問正解で尊敬の眼で見られたゾ。
例えば「フロリダ」はお風呂入るからその場から離脱とか。

なぜかというと、言葉は全部知らなかったんだけど4択だったんですよ。
日本語の遊びならこんな感じだろうなと、感覚で解いたらわかったよ。
フッフッ…これが知識はなくても感覚ってやつだぜと思ったけど、いや私の感覚がJK並みなのかも( ̄▽ ̄;)

夫が高校生で海外にホームスティした時の話。
帰国のお土産に、当時日本では手に入らなかった無修正のエロ本に感激した夫は、大喜びでそれを買った。
でも帰りの荷物検査にひっかかったらヤバイと焦って、それを腹に巻いてズボンで隠して空港に行った。
でも結局お揃いのブレザーを着た、いいとこのお坊ちゃんお嬢ちゃんの堅い団体は、何かの制度で優遇されて荷物検査はパスされた。
ホッとして日本に着いたら家族が出迎えていて、そのままレストランへ向かったので、結局エロ本は腹に隠したまま和やかに食事した。
やっと取り出せたのは、ようやく家に帰って自分の部屋に入った時だった。

今はこんな涙ぐましいことをしなくてもネットがあるからいいんだろうねえ。

だが一つ言っておく。
感覚は体験なくしては育たないと思うゾ。
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夫の話2

2019-12-09 | 娘と夫の話
夫は関東生まれの関東育ちである。
それだけじゃないとは思うけど、生まれ持ったものなのかもしれないけど、
「コテコテの関西人」というものがあるとしたら、考え方というか感覚というかそういうものが「根からの関東人」と思う。

いや狭い日本で、情報も発信も万遍なく見れる時代に、関東とか関西とかとっくにボーダレスかもしれないけど、それでも私から見たらつくづく関東人だなあと思う。
そういうところが随所にある。
(もしかしたら関東は関係ないただの性格かもしれないけど、今のところ感覚としてこれが当てはまる)

夫は人を「からかうこと」が根から嫌いである。
これは関西でいうところの「イジリ」のような意味になるのかな。
人をイジることもイジられることも嫌う。
人を「バカにして笑う」「しかもしつこく、いつまでも」ということに違和感と嫌悪感を感じると言っている。
子どもの時から、好きな女子をからかうような風潮が大嫌いで、自分は女子を「からかったことなど一度もない」と言っていた。
実際、私も出会った時から夫に「からかわれた」ことがない。

それから、くだらないふざけのようなことも嫌う。
例えていうなら、水飲み場で水を飲んでる時に、後ろからふざけて押すとかそういうことはあり得ないといったら伝わるだろうか。
もしそんなことされたら本気で怒ると思う。
嫌と言ってるのに笑いに持っていく、そういうことを絶対にしない人である。
冗談が通じない人ではないけど、彼の冗談はそこにはない。

娘が小学校のまだ下の学年くらいの時。
下校時に出くわしたら、娘が歩きながら近所の女の子からバンバン頭を叩かれていた。
私はすぐ「やめてね」とその子に注意したが、叩いていた子はなぜ注意されたのかわからない顔をしていた。  
母親に相談したら「どうもお笑いのツッコミのノリでやっていたようで…」と謝りながらも悪気があったわけではなくて、と言われた。
これを知った夫が案の定、激怒したこと。
深夜にも関わらず「ふざけんな!!俺が電話する!!」となって落ち着かせるのが大変だった。

こういう人と長く一緒にいるせいもあって、私も、人の失敗やツッコミどころを
「悪意がないからと、これでもかとはやし立てて笑いにして、でも面白ければナンボ。これはお笑いだからいいんだという風潮が嫌だ」という人の気持ちや価値観がわかるようになった。

今日、あるサイトを見ていて「ああ言ってることわかるわ」と思った。
私は関東も関西も両方好きだけど、こういう感覚があることはわかる。
何でも経験だなあと改めて思った。
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卵焼き

2019-11-27 | 娘と夫の話
娘が「明日は早く起こして。絶対ね。お弁当を自分で作りたいから。全部じゃなくておかず一品でもいいの」と言った。
夜更かししては朝は苦手でなかなか起きないし、食欲もないのに何事かと思ったら、
家庭科の先生がよく「今日のお弁当は自分で作りましたか?」と聞くんだけど、自分は一度も手を挙げたことがない。
先生は「テストで同じくらいの点数の子がいたら、そういう時に手を上げる子に加算して成績をつけたくなる」って話していたから、と言った。

やっと成績表を意識するようになったか。卵焼きの出来はまだまだだけどと、その話を夫にしたら夫は嬉しそうにこう言った。

「マジメだなあ。作ってなくても作りましたって言っとけばいいのに、本当にちゃんとやるんだな。なんて心がきれいなんだ」

相変わらず、私とは違うところを見る人である。
成績上げようという意識は芽生えても「エア報告」という知恵は芽生えてない。
私もそこを見てあげるべきだった。
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誰でもある

2019-11-15 | 娘と夫の話
11/3に書いた「さよならガラケー」で、
>夫が「スマホの充電器が見当たらない」
>娘も「充電器が調子悪い」
>と申し合わせたように文句を言ってきたので、

と書いたが、後日夫のそれは押し入れから見つかった。
私が洗濯の終えたタオルケットを畳んでポリ袋にしまった時、充電器のコードも一緒にいれたらしい( ̄▽ ̄;)

夫が
「リビングに置いておいたはずの充電器が忽然と消えるなんておかしいだろ。あり得ない。俺はどこにも持っていってない」
と言うので
「私だって知らないよ。間違って捨てるなんてそれこそあり得ない」
と言い返したが、夫の主張は正しかった。

そして娘は、充電器がわるかったのではなくてスマホの差し込み口が破損していた。

誰でも思い込みはある。

今朝、娘のお弁当を詰めようとしたら二段弁当の中蓋が、どこを探しても見当たらない。
洗いカゴからそれだけが忽然と消えていた。
物理的に考えられることは一つ。
昨日私がお弁当の食べ残しを捨てながら、間違ってそれもゴミ箱に捨てたんだと、朝一のゴミ出しが済んだ後に思った。

誰でも間違って捨てることもある。

仕方なく他のお弁当箱に詰めなおして、デザートのみかんも入れて袋に包んでから、今日から期末試験でお弁当はいらないことに気づいた。

誰でもうっかり忘れることはある。

早めに帰宅した娘がそのお弁当を食べながら、次の試験の一つが体育で野球のルールを覚えなくちゃとボヤいていた。
「私、野球の内野(ないや)ってあるでしょ。あれずっとウチノって読んでた。ウチノって誰…?」

誰でも感違いはある。

夫いわく、誰でもはないけどな…( ̄▽ ̄;)
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娘との会話17

2019-10-31 | 娘と夫の話
先日せっかく担任からわざわざ「ピノコさんが文化祭の演劇に出ます」と電話を頂いたが、娘からは速攻で
「絶対に来ないで」と言われた。
本気で嫌がっていたので
「OK。じゃあ頑張って」と行かなかった。
まあ中2で、文化祭の劇に出るのを親に見られたい方がどうかと思うしね。

去年は役員だったので、ステージを終えた子ども達の集合場所に写真を撮りにいったら、大勢のお母さんがタレントの出待ちみたいに興奮して集まっていた。
役員の私よりよほど真剣に本格的なカメラを持って。
生徒たちもそれを普通に受け入れている感じだった。

昨今は青春の序幕である、思春期とか反抗期が欠落した子どもが増えたのかもしれん…( ̄▽ ̄;)

「その代わり、劇のストーリーを教えてあげるから」
と話を訊いたら、主役は女の子なんだけどそれは「男子が女装してやる」と言っていた。
その男子は小学校から知っている優秀な男の子だった。

勉強ができてスポーツも優秀で、劇にはカツラをつけて女装する度胸も愛嬌もあって、それをお母さんに喜んで見てもらう中2の男子もいる。

しかし先日、家庭科でリンゴの皮剥きのテストがあると聞いて、これには私もやや熱を入れて練習に付き合ったぞ。
リンゴを4つに切って芯を取り、皮を剥くテストで、それぞれにタイムを計られると聞いた。
6つ目のリンゴでまあまあ合格点が出せたと安心していたら、本番でざっくり指を切って保健室へ行ったそうである。

「それでね、私の嫌いな大丈夫?大丈夫?を15人くらいから言われて、もうめんどくさくてしょうがなかった」
15人から声をかけてもらえることを知って、私は喜んだ。

それから先日
「ママ、ディープキスってなあに?」と質問をされた。

「ああディープキスね」
 リンゴの皮剥きや、そのような質問にはサボらない母である( ̄∇ ̄)
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