「神様のいる家で育ちました」(菊池真理子著)
獅子風蓮さんのブログで、ざっくりだけど、この本の紹介を読んだ感想。
エホバとかSとか真如苑 とか、どの神様のいる家庭も確かにオカシイように見えるんだけど、それは何と比べてオカシイのかというと「ノーマルな世間と比べてオカシイ」ということだ。
だから子供は悩む。
つまりどんな独特な思考も、風変りな行事も、ズレた親子関係も、もし世間の8割が同じような環境だったら、それは当たり前でノーマルになって「ウチはなぜこうなの?」と他と違うことで深刻になることはないのでないかと。
私はこの3年間で、世界が完全に狂っていることを実感した。
今ではノーマルとされる「ここ」こそが「強烈に独特の神様がいる国で、世界」という認識である。
この世界は、重力という得体の知れないものを軸に、地球は弾丸のようなスピードで回転する球体で、人類はロケットを飛ばして宇宙飛行士やら人工衛星を果てしない宇宙へ送っているとか、
人は、猿から進化して文明を築いたとか、
そこら中にウイルスという人を病気にするものが蔓延していて、ワクチンというありがたい謎の液を身体に打つと病気にならないとか、
それを赤ちゃんから高齢者まで、疑うこともなく打たなければモラルがないとか諸々、
教祖さまが唱える独特の教義がある。
それらは幼児から毛穴から入るように仕組まれていて、学校もその宗派しかない。
でもこれが世界を覆い尽くしていると、それがノーマルで良識で、誰もそのことで悩まない。
国に言われるまま変な注射を打って、人がバタバタ倒れて重病人になったり死んだりしているのに、それがニュースにもならない。
「因果関係不明」がノーマルとされているからだ。
逆に騒ぐ方が「陰謀論者」と迫害されて、要は信じないと、かわいそうで特殊な人に思われてしまう。
私も3年前まで、自分はそんなことで悩んだことがないド凡人と思っていた。
が、今は例え世間の8割が愚直に信仰している教えでも、私には奇異で狂ってるように思えて、こんな慣習は嫌だ~と拒絶感がいろいろある。
私の場合は「皆と違う」という嫌悪感じゃなくて、それはどうでもよくて、単純に教えが合わないんだけどね。
少数派だけど「変な神様がいない家」に住んでいる人たちがいる。
お父さんもお母さんも、教祖のいう地球が回転しているは無視していて、ウイルスなんて作り話より、トーラスエネルギーとか波動を感じていて、健康な子供にワクチンなど打たせないような家が。
人によっては「そっちがヤバイ神様のいる家だろ」と言うのかもしれないし、
実際、私も「あんな陰謀論者の母親をもった子供が可哀そう」と、まるで山上容疑者のように言われたことがあるけど、
じゃあそれは何故?😆
なぜって、それは皆と違うから。
少数派だからである。
つまり多くの人は、例えばワクチンなら、ワクチンを信じているのではなくて、
皆が打っているものが悪いものであるわけがないという「皆がやっている」を信じているのである。
そんなふうに感じてしまった。