珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

お弁当話2

2020-08-31 | 娘と夫の話
お弁当に入れるチーズ入りのちくわを、これまでは普通に一口大に輪切りにして、フライパンで炒めた後、中にチーズを入れていた。
が、料理動画を見ていたら、ちくわを縦に二つに切って、窪みにマヨネーズとチーズを乗せてオーブンで焼き、それをくるくる巻いて楊枝で止めているのを見た。
すると一本から、とろけるチーズの入ったボリュームのある「チーチク」が2本できる。
なるほど!!と感心した(*゚▽゚)ノ 

お弁当はまだ机をくっつけてお喋りしながら食べるのは禁止で、授業と同じく前を向いて黙って食べる。
これも卒業まで続くんだろう。
もっともお弁当を開けた時の彩りや、他の子は何を持ってきたなんて関心はどうも昭和的?なものらしくて、「1/3は業者のお弁当食べてるよ」と、娘の体温は低い。

コロナの影響で学校の冷水機が止まっているので、体育のある日とない日で水筒のサイズを変えている。
朝の起こし方が「今日はどっち?」という質問になって、めんどくさそうに答えるのも日課になった。

吠える女とクールな娘の日常である。
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話題の本3

2020-08-30 | 日記
吠える男の一人、吉野敏明さん宅のワンちゃん吉野教明(黒柴犬のノリちゃん)の処女作。
これが、発売前の予約段階から経済社会小説部門でベストセラーになって、届いた今日にはアマゾンですでに在庫切れになっている( ̄▽ ̄;) 
また第二段、再三段の執筆も考えているそうなので楽しみである。

表紙に内海聡ドクターの推薦コメント。
2020年、日本人のほぼすべてが日本が悪くなることを奨励しているように思う。
ウソつきしか社会に成功はしないものと信じているらしい。
ただノリちゃんのように
ある種の純情な人がいたりすると、難癖をつけて軽蔑する。
小人と前後を切断し満身の力で働くのだ、ノリちゃん!



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三の付く言葉

2020-08-30 | 日記
再度書いておくけど、夏の甲子園も、全国の修学旅行もほぼ全部中止になったのは「三密」になるからである。
例えば新幹線に乗る時、駅のホームで、人と人との間を2メートルとって並ぶなんて不可能。
バスの席で2メートル開けて座るのは不可能。
宿で、2メートル距離を置いて一切無言で食事は不可能。
寝る時に、布団を2メートル間隔で敷くのは不可能だから中止なんです。

学識も教養も常識もあるはずの校長先生が真顔でそう話すのを、私は扉を開け放した体育館で、隣の父兄と2メートル距離を離した椅子に座りながら聞いた。

「オバケが出るから修学旅行は中止になりました」と、涙目で語る人の話を聞いているようだった。

「先生はお元気です」を信じる人は嘲笑うのに、「三密を守ることが大事」は信じる人。
これ、信じない人から見たら同じなんですよ。
同じじゃない!!とムキになるかもしれないけど同じです。
自分の信じるものは常識でまともに思えて、信じないものは滑稽に思えるだけです。

そういえばS時代に人気だった言葉に、三つの障りと四つの魔と書いて「三障四魔」ってあった。
三つの密と書いて「三密」とどう違うの?って感じ(笑)

他にも「三大秘宝」とか「三証」とか「三毒」とか「三悪道」とか「三代会長」とか、どうも三を入れた言葉って人を惑わす力があるらしい…?( ̄∇ ̄) 
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答えるなら13

2020-08-30 | S教団関係
今回のアンサーは核心をつくこれ。
S会員は何か疑問があると「疑うと罰が当たる」と恐れおののいて、ますますSの言うがままの奴隷になってしまうでしょうか?

これも人によります。
私の場合はそんな発想は全くなかった。
やったこと=本当にそう思ったからで、疑ったことは、質問するかやらなかった。
「納得してないけど恐怖に縛られて仕方なく」なんてやったことない。
なぜって
罰の恐怖?
「罰が怖くて疑ってはいけない」なんて心と裏腹なことをする方が、よほど恐怖で、これこそが罰ゲームと思ったから。

だからそんなことはなかった。
これもなかなか書かれない。
書かれないと「ない」ことにされるから書く。

「疑うと罰が当たると打ち消していましたよね」と繰り返し繰り返し言われたり、皆が口をそろえて大合唱するのを聞いているとそんな気がしてくるかもしれないけど、本当にそう?
自分の胸に手を当てて考えたら私は違ったよ。
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答えるなら12

2020-08-28 | S教団関係
今回はズバリこれ。
「Sはお金を出せば出すほど幸せになれる」と教えていたのですか?

これは現役S会員に訊いたら100%否定します。
ちなみに私も否定します。
※どっちの味方でもなく、事実としてそんな教えではありませんでした。
(「蔵の財より身の財、身の財より心の財」と習いましたよ)
今、ネットに書き込みをしているようなアンチの人でも、
自分がS会員だった時に、もしこんな質問をしたら00%反発されます

でも不思議なのは、ここなんですよ。
シンパがアンチになったのはあくまで「信じていて好きだったものが、信じられなくなって嫌いになった」のであって、教えられていた内容が変わるわけじゃない。
変わったのはその教わった「内容」じゃなくて、それを言われた時の「感想」です。

「お金を出せば出すほど幸せになれる」というのは、そういう教えだったかどうかで、感想を聞いているわけじゃない。
だから単純に「Sって、お金を出せば出すほど幸せになれるという教えだったのですか?」
と訊かれたら答えはノー。

じゃあなんでそんな声が上がるのかというと、正確には、
そういう教えじゃなかったけど、アンチになったらそんなふうに言っているように聞こえるようになった
が正解。

或いはアンチとして書くなら
「Sはお金を出せば出すほど幸せになれるとは決して言わないまま、信じる心を利用して巧みにお金を吸い上げるのが抜群に上手かった。
信者は決して、吸い上げられている意識はないまま、純粋な信仰心から莫大なお金を落としていった」
と言った方が事実と思う。

よほど辛辣?( ̄∇ ̄) 
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記者会見

2020-08-28 | 日記
安倍総理の記者会見を見ていて、「コロナについて抜本的な見直しをする必要がある」と切り出したので
おー、ついにあのバカバカしい、元気な人にもやってるPCR検査をやめるのか?!
「無症状でもウイルスを撒き散らす感染者が出たというカウントと、そんなレッテル貼りはやめましょう」と啖呵を切るに違いない!!
とワクワクと妄想したら、違った。

「冬までに一日20万人の検査体制を目指します」
って、尚いっそう増やすんかい(_△_; 

今日もこんな書き込みを見た。
「最近はマスクもしないで来店して、消毒しない手でものをベタベタ触るマナー知らずが増えた」
(いや増えていないよ。そんなの当たり前のことで、マナー知らずでも何でもなくて、昔からずっとそうだったよ)

日本で蔓延したのは「コロナ脳」だった。
本当に40万人以上が重症化して、ニューヨークになって、目もあてられない地獄みたいな、コントみたいな世界になったもんね。

ともかく総理、お疲れさまでした。
ゆっくり休んで、もう余計なことはしないでください。
ウイルスのワクチンや薬をより、私はこの「コロナ脳」がどうやって治まっていくのかをよほど興味深く見ていますよ。
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金髪の夏

2020-08-27 | 娘と夫の話
清楚な印象だった家庭教師が金髪になって現れた。
娘には「お母さんに金髪は印象わるかったかな」と言っていたそうだけど、私はそんなの一切問わないよ(笑)
夏だ!!オシャレだ!!若さだ!!思う存分、好きなようにやりはなれ。

そういえば夫も一時期、金髪でピアスだったゾ。(清原みたいなダイヤのピアスが好きだったようだ)
ちなみにピアスは夫と一緒に開けた。
夫と付き合っていた頃、夫の実家で、風呂上りに、義母の前で、遊びにきていた看護師さんに開けてもらった。(結婚前にスゴイくつろぎっぷり( ̄∇ ̄) )

私は全然不良じゃなかったので、反抗期に派手なファッションをするタイプじゃなかったけど、娘にもあまり堅いことは言わないつもりである。
特に最近「教育上よくない」と言われたあれこれが、どれもこれも胡散臭くなってきた。
子供の頃「こんなくだらない番組は教育上よくない」とテレビに注文をつけた親が、結局地デジのニュースやワイドショーを夢中になって見ている。
その方がよほど教育上よろしくないと思うし、黒髪に七三ヘアの偏差値の高い学校を出た人が、ヘンなニュース原稿を読んでヘンなことを語っている。
それを見てると、本当に勉強のしすぎで頭がおかしくなったのかもしれないと思えてくる。

漏れ聞こえる家庭教師の様子は、キレのある家庭教師の説明が9割、「はい」と「はあ」しか言わない娘の声が一割。
頭がおかしくなるほど勉強する心配はないけど、頭がよくなるのかも謎である( ̄▽ ̄;) 
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乾いた怒り

2020-08-26 | ちゃんねる攻防
私は今回のコロナ騒動で、マスコミや政府やそれにくっついている専門家に、かなり怒った。
もう激オコプンプンだったもんね(▼▼メ 

言ってることがとうてい受け入れられなくて
「いやいや私はそんなこと信じません。嫌です」と言ってるのに、
「信じなさい。さもなくば地獄をみるわよ!!」と無理やりいろんなことを強制されたからである。
それは確かなんだけど、でも何というか、それは「乾いた怒り」だった。
最初から「アホらし」と思っていたので、相手の言うことを素直に信じて一生懸命従って「嘘だった、騙された、酷い、裏切られた…」みたいな愛憎のある腹の立ち方ではない。

愛憎のドロドロした怒りは厄介と思う。
これは本当に面倒くさい。

掲示板に、珈琲ブログに対してこんな書き込みがされた。

505名無しさん@お腹いっぱい。2020/08/26(水) 09:44:42.18ID:aHFfTi8Q
>自分のブログでは常識を装い、chでは侮辱と人格否定の限りをつくしストーカー並に対話に粘着する。
>しかし、5chには書いたこと無いわーアタシと嘘をつき続ける。
>誰が困るか?欺いているのは自分自身だ。こんなことをし続けなければならない程に心が空疎なんだと告白している。

常識を装い?
私ってそんなに常識的?(笑)
もうちょっとオブラートに包んでくれと言われることはあれど、装うなんてこともまずやらないけどね?
CHで侮辱と人格否定の限りをつくしたー?
ほぼ私の声しかない個人ブログに「ストーカー並みに粘着されて、侮辱と人格否定をされ尽くした」なら、かなり経験豊富だけどね。
ここまで言うなら、私が誰に何と言ったか具体的にかっちり明示して貰おうじゃないの。
もっとも威勢がいいわりに、自分は誰であるかHNすら名乗れず、誰かバレたら大いに不都合な人物みたいだけど、大丈夫?
スルーしないからはっきり答えてくれる?

「自分を欺かなければならないほど程に心が空疎?」
他人をここまで決めつけるからには、アンタはさぞかし心が満たされてるんでしょうね?
何か私に強い愛憎でも?

私はいくら頭にきた政治家や専門家やメディアのライターがいても、こんな感情は湧かなかったけどねえ。

カラカラに乾いた怒りの返答でありました。悪しからず。
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終わらない話

2020-08-25 | 日記
マスクが辛いという夫に同情したら
「俺らはまだいいけど、人に直接さわるメイク部なんかはずっとフェイスシールドしてるよ」と言っていた。
それって規則?と訊いたら「規則」だと言った。
マスクが義務付けられている小中学校と一緒である。

いつの間にか、風邪もひいてないのにマスクが義務になった。
最初は「咳エチケット」とか言ってなかったっけ?(遠い目… )
そのうち「罰則」とか言い出して、更に強固になりそうで怖いわ。

まるで「ゴミの分別が義務」で「CO2削減が義務」と一緒と思う。
もう何年続いているんだろうか。
これらは意味があるとかないとか、正しい正しくないじゃなくて、一回決まったらまず無くならない。
面倒でも大変でも無くならない。

そういう空気のせいなのか、
慣習が好きなのか、
今まで信じていたことを否定するのが生きるか死ぬかなのか、
無くなると困る人が「そうはさせるか」と頑張っているのか、
何かわからないけど終わらない。

今日も午後から街に出たら、この暑さの中をテクテク歩ける体力のある人が、皆マスクだった。
この全員がスパッと外せば、少なくとも「空気」は終わるだろうに…
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答えるなら11

2020-08-25 | S教団関係
今日はアルアルと思われている、Sの婦人部ってそんなに性格悪いんですか?

悪いとしましょう。
その性格悪いおばちゃんが、Sをやめてアンチブログに来て楽しくお声かけしたら。
途端、これ以上ないほど「いい人」になりますよ。
ボロカス言っている人ほど「素敵」とか言い出しますよ。

性格なんて変わらない。
自分の都合によって変わるだけです。
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数字

2020-08-24 | 日記
初めてネットにコメントを書いたブログがもうすぐ1000万アクセスになる。
それは良いとして、昨今インチキ臭い数字ばかりを見聞きしたので、数字のあるデータも鵜呑みにできないと思っている。
専門家とかマスコミとか政府のいう公式発表でさえ、計算間違いとか、数学を理解していないとか、関係ない数字を入れて捏造するとか、都合のいいモデルに都合のいい数字を入れて試算するとか、お粗末でやりたい放題だった。
数字を出せば厳密だという幻想も、今は私は捨ててしまった。

削除した前ブログは、1年半足らずで100万アクセスという通知がきた。
が、それはあくまでその期間の、その時々に集まったアクセスの累計であって、ファンの数でも何でもない。
決して決して、100万回支持されたわけでもない。
一度賛同したからといって同じ人が永遠に支持しているわけはなく、途中で嫌になって去っていった人や、アンチがコケにしたいために見に来る場合もあるわけで、支持されたれた数がそんなにあるわけでもない。
「192ヵ国地域」「827万所帯」みたいな、都合のいい永遠の実績ではない。

でも数字って、都合のいいように言ったら、どうとでも惑わすことはできるんだと知った。
様々な内情を省いた都合のよい一部の数字だけ切り取って、さも「だからこんなに怖いでしょう」「だからこんなにスゴイでしょう」となるやり方もよく解った。

数字の見方を再考できたこともよかったかなと、騒動に感謝している部分である。
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答えるなら10

2020-08-23 | S教団関係
今思えば、Sというところは「空気」で動く権化みたいなところだった。
殊更「ガッガイ活動には功徳がある」がその代表選手だったと思う。

今回は、よく宗門系のアンチがいう「そんなの御書のどこに書いてあるんだよ?」について答えましょうか。

どこかというと空気ですよ。空気の何ページから何ページまでよ。
空気に書いてあるのよ( ̄∇ ̄)

以前、現役S支部長であられる鯛焼きさんのブログに書いたけど、
組織上の運営のためのあれこれは、私は信仰とは別の、一般でいうボランティアの意識で受けていた。
が、殆ど全てと言っていい人は「それもこれも、無料無辺の功徳がある信仰」とか「そうしないと宿命転換できない信仰」と思っていた。
Sにはそういう不文律があったからである。
そう、Sが大好きなはずの明確な文証にはないけど、空気でそうなっていた。

何かに明確に書いてあるとか書いてないと熱弁したところで、そんなのは「空気」に比べたらゴミみたいなもんだった。
何度もいうように「空気」が最強なのである。
ピクリとも動かないそんな空気に何を言っても無駄なので、これに関しては私は一人淡々と「いやいや、これはボランティア精神」で通した。
私の中ではそうだった。
ボランティアだから無理をせず、できないことは断ったけど、できることは手を挙げた。見返りは考えなかった。

ただSの場合は(少なくとも私の経験では)、ノーということはわりとラクに通った。
こういうと「地獄に堕ちると脅された」とか「二乗根性とイヤミを言われた」とか言う人もいるけど、空気に逆らう以上それはどこでもあるんじゃないだろうか。

今回コロナ問題を「空気」に逆らって書いたら、同じようにイヤミも脅しもあったけど、Sよりよほどイジワルだったよ。

空気は一人では変えられないけど、それが時間と共にだんだん大きくなっていったら、また変わっていく。
最初は少数でも、やがて大勢が賛同して「集団」になると空気が生まれるんだと思う。
良くも悪くも、それが空気なのかもね。
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空気

2020-08-22 | コロナ騒動
コロナ騒動の結論は「空気」って恐るべしってことだった。
空気は理屈より、科学より、事実より強し。
S婦人部みたいに「そんなこと言ったってね、計り知れないのよ!!」「そんな難しいことはいいのよ!!」メリメリと押し倒すパワーの方が最強だったのと同じである。
私の口達者くらい簡単に捻じ伏せられたもんね。

彼女らもSの空気を完全に支配していた。
座談会でも何でも、アッという間にその場の空気を作って支配した。

コロナ騒動も、全部「空気」が勝った。
今も空気はある。
結局、緊急事態宣言ってどうだったのよ?
煽ったマスコミのあのせりふは?
御用学者のあの明言は?
なんてめんどくさい追及は、もういいんじゃない?ウザイからスルーしようという空気をどんどん色濃くしていく。

その時の空気に乗って、その時の空気を味方にすれば、周りは黙るんだなあと思う。
東京都知事はその空気に乗る、空気を作るのが抜群に上手いそうだけど、確かに彼女のキャッチフレーズって、強固な空気を作った。
ウイルス学者の必死の説明もあっさり叩き潰した。

空気って何だろうね?
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感覚それぞれ

2020-08-22 | 娘と夫の話
夫が昨日の夕方受けたというPCR検査は、夜の12時までにスマホに連絡が来なければ陰性ということで、とりあえず事なきを得た。
こんなことでピンピンしている人間から仕事を取り上げられて、積み上げた信用を落とされたらたまったもんじゃない。

検査料は撮影所持ちだけど当然安くない金額なので、受けたのは役者とレギュラーのスタッフに限られたそうである。
そう、PCR検査ってタダじゃないんだよね。この利権ってどこでどうなっているのやらである。

ところで夫婦といえ当然コロナの認識は違って、一言でいうと夫は私ほどギャースカは言ってなくて、もの静かに世間に従って合わせている。
コロナも最初の頃は人並み程度には警戒をもっていた。
が、彼らしく、私の言うことも面白がって聞くという感じである。

新婚時代、私が買ってきた風鈴を夫は喜ばなかった。
音に敏感な彼は、カチカチと秒針の鳴る時計や、冷蔵庫のモーター音や、(夫のいうところの)安い電化製品は「再生に余計な音が鳴る」といって嫌った。
ネジ撒きのボンボン時計がある家で育った私と暮らして、その結果「繊細さが退化した」とも言っているけど。

が、今でも私が夜中に暑いなあと扇風機をつけると
「こいつ、また扇風機のスイッチをカチッと入れやがった…」と必ず目を覚ますという。
ブオーーン!!
「まさかの『強』か?!いやさすがに一個弱めた。まあこの音ならいいか。冷蔵庫よりは不快感はない……」

私が、コロナ禍でマスクしろとか自粛しろって言われるのは、アナタでいう枕元に毎晩「カチカチいう時計を置いて眠れ」っていうものなんだよね。
そんなことずっとされたら発狂するでしょ?
私はここ数ヵ月、発狂しそうな中で生きている。
電車の中で皆がマスクしている中、私だけマスクしなくても、私はそんなことは気にならない。むしろ心に羽が生えたような気分になる。
気になるのは体裁じゃなくて「この混み具合で黙っていれば他人に影響するかしないか」という物理的な事情だけ。
そんなのは私の中では反骨心でも過激でも何でもなくて、当たり前のことでむしろやすらぎなんだよね。

と言ったら、夫は笑って頷いた。
感覚の矛先は違うけど、感覚は解ってくれるので助かる人である。
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世間の常識

2020-08-21 | 日記
うだるような暑さが続いているε=( ̄。 ̄;) 
夫が毎日かなりの日焼けをして帰ってくるので、外の撮影が多いのか訊いたら「いや半々だ」と言っていた。

でも辛いのは日差しや暑さというより、とにかくマスクだと言っていた。
エアコンの効いた室内でデスクワークをしているわけでない、重い機材を扱いながらの肉体労働をしている人たちはマスクを半分ずり落としながらふうふう言っている。
そうしないと早朝から深夜までの過酷な作業は、息がもたないのだと言う。
(ちなみに撮影は、室内でも本番中エアコンは切ります。無駄な音が入らないため)

汗をかいても外すことを許されずに、吹き出物ができても治らないとボヤきながら、現場はもうこんなものはいいだろうと思っている。
でもマスクをさせるのは現場ではなくて、エアコンの効いた室内にいる「自分の立場上、ここで感染者を出すわけにいかないと必死な偉い人」で、
現場の人間だって同じく「自分が感染者になるわけにはいかない」と必死なのである。

「検査で陽性者が出たらどうなるの?」と訊いたら
「隔離。で、撮影はそこで止まるんじゃないかな。実際××(ドラマの名前)はそれでストップしちゃったんだから」
だから、誰も逆らわないビクビクした空気が出来上がっているのだという。

もうムチャクチャな話なんだけど、
「お前の言う理屈は正しくてそうかもしれないけど、世の中は全然違う。組織で働いてない奴にはわからないんだよ」
と一蹴された。
そう言われれば返す言葉はなくて、私は常識もわかっていない世間知らずな主婦になっている。

Sアンチがよくいう言葉に「Sの常識は世間の非常識」というのがあった。
おかしいと思った時は「世間」とか「常識」というぶれない軸があった。
が、「コロナ禍の常識が、世間の非常識」ではなく、それはもう世間の常識になってしまった。

「世間」とか「常識」という砦が壊れたら、個人で正気を保つのは暑さ以上に大変である。
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