一般に女は現実的である。
私もそうだと思う。
初恋の相手を未だに変わらないものと信じて、引き出しにしまっては時々そっと出して眺めている暇があったら、スーパーで一円でも安い野菜を探している( ̄∇ ̄)
でも、理屈で解明されていないことを全部否定するタイプではないと思う。
これはあまり人に言ったことのない話だけど、母親から聞いて「ふうん」と思った話。
今から十数年前のある日、家の中で突然気分が悪くなって倒れた母親は、そのまま救急車で病院へ運ばれた。
その時母が、「あれ?」と驚いたのが、床に倒れている自分を「上から」見下ろしていたことである。
倒れて動かない自分の名を呼んで「死んでしまった…」と呆然とつぶやく母親(私には祖母)の「光景」と「言葉」が明確に見えて聞こえる。
その景色を見て驚いた。
色がない。
黒とグレー。
その二色しかない。
どんなに目を凝らしてもその二色しかない。
なんで?どうして?と思って周りを見ても全てがその二色。
そして景色が何というか「静止」している。
風が吹いても何も動かない絵を見ているような異様な感覚。
しかし、不思議に冷静にその状況を受け入れて「ああ自分は死んだんだ」と思ったそうである。
すると突然、「ストン!!」とその世界は終わった。
その後、救急車に乗せられたりという意識はあったいう。
私の母は冗談というものをまず言わない、真面目一直線の堅物といってもいいお方だけど、そういう人が言ったので、単純に「ふうん」と思った。
後にその手の文献を読んだら「色」はこの世にしかないと書いてあって 、信憑性はわからないけど、そんな知識がない人が見たのが白黒の世界だったことに納得した。
4/25日の「これ何ですか?」という記事同様、この世には「理屈では説明できないものがある」ようである。
https://blog.goo.ne.jp/kaishidosisters2018/e/104e71beaeb66049c8430576464c3f19
私自身は霊感など皆無の人間だが、そういうことは全く「怖くはない」
過去に、十数年、会ったこともなくて思い出しもしなかった人が突然夢に出てきたと思ったら、その日、その人の訃報を告げる電話を受け取ったことがあった。
このような不思議な話に出会うと否定せず、素直に受け入れる。
知識がすべてじゃなくて、感覚を信じる「現実的」な人間もいるということである。