珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

愛読書

2025-03-03 | 日記
今は殆ど本を読まなくなったけど、昔はそこそこ読んでいた。
といっても、私の場合は同じ本を何回も読むのが好きで、中でもモンゴメリの「エミリーシリーズ」は3巻とも繰り返し読んだ。
村岡花子の翻訳が素晴らしすぎた。

カナダの静かな田舎で作家を志す主人公のエミリーは、野山を探索すると、しばしば「ひらめき」が訪れる。
この「ひらめき」というのが重要で、エミリーはこれが来ると嬉々として創作に没頭する。
都会からの刺激的なチャンスが舞い込んでも、この愛する静かな自然を味わうことなしに「ひらめき」はないとして留まる決断をする。

愛読書だったので想像しましたよ。
「ひらめき」って何?
どういう感覚?
それから高校を卒業して、一人で大都会へ出て、人混みと喧騒と現実と生活に揉まれて、そんなこともすっかり忘れてしまって、矢のように年月が流れて、ネット時代になって本も読まなくなったけど、最近になってまた思う。

一人で空の気配や植物の芽吹きを感じていると、芽生える意識って何?

いつか捕まえることができるのだろうか。
コメント    この記事についてブログを書く
« カモンAI | トップ |   

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事