- ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
- /ダイヤモンド社
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「働いていれば、ひとりにならずにすむ。誰かとつながり、社会とつながることができる。
自分が生きていることを実感し、人としての尊厳を取り戻すことができるのだと。」
期せずして、直前に読んだ『嫌われる勇気』と同じようなことが書かれていると思いながら読んでいた。
そう言えば『嫌われる勇気』の最後、ダイヤモンド社の本を紹介する頁に『ゼロ』が紹介されていた。
堀江さんは、刑を受けている間に1000冊の本を読んだそうだが、その時に、フロイト、ユングと並び
心理学の三大巨頭と称されるユングの領域に到達したとすると驚くべきことだ。
前半は、堀江少年の生い立ちから、逮捕されるまでの経緯が書かれている。この本を読むまでは、
あの無愛想な堀江さんが、どのような過程を経て誕生したのか疑問であったが、なるほど、
記述されているような家庭で育ったら、ああなってしまうこともあるのかな?と納得してしまった。
そんな中で、いつも何かにハマって、自分のスキルを磨き、そのジャンルを突きぬけながら
成長してきた堀江さんは、本人は努力をしているつもりはないのかもしれないけれども、
やっぱり凄い人だと思う。