「茨城県常総市は4日、関東・東北豪雨への対応で残業し、9月分の給与が100万円を超えた職員が十数人いたことを明らかにした。水害が発生した9月10〜30日までの残業時間は最高で342時間だった。市議会で遠藤章江氏の一般質問に答え、傍聴席の市民から大きなため息が出た。」
本当に大きなため息がでるようなことでしょうか?そのため息は、防災を怠った行政のリーダーに向けられるべきものであって、対処に骨を折った職員の皆さんへの報酬は、 当然、市は(国は)支払うべきだし、もらうべきだと思います。なぜならば、彼らは仕事で残業しているわけで、そこには責任を果たさなければならないという義務が課せられているからです。
ボランティアの皆さんの行為は崇高だと思いますし、尊敬に値すると思いますが、彼らは自分の意思で行動しているのであり、自分の意思でボランティアを止める自由もあるし、止めたから言って誰からも非難されることはありません。しかし、職員の皆さんが働かないことは、市民から非難を浴びかねないし、自分のことをそっちのけにして不眠不休で働いても「当たり前」だと思われかねない状況に置かれていたのです。
このような精神的な負担の中で働くことを余儀なくされた皆さんに、お金という報酬だけで満足していただくのは、むしろ申し訳ない気すらするのです。このような疑問を呈されるなんてとんでもない…