グループホームで9人の遺体確認 浸水被害の岩手・岩泉町 8月31日 18時02分
2016/8/31;午前10時ごろ、台風の影響で浸水の被害を受けた岩手県岩泉町の
高齢者グループホームで9人のご遺体が見つかりました。近くを流れる小本川が
台風の影響で氾濫し、水につかる被害が出ていました。「楽ん楽ん」にいた職員は、
「一部の入所者とともにあふれた川の水に流され、下流で近くの住民に助けられた」と
話しているということす。
同じ敷地には同じ法人が運営する入所定員85人の介護老人保健施設
台風の影響で氾濫し、水につかる被害が出ていました。「楽ん楽ん」にいた職員は、
「一部の入所者とともにあふれた川の水に流され、下流で近くの住民に助けられた」と
話しているということす。
同じ敷地には同じ法人が運営する入所定員85人の介護老人保健施設
「ふれんどりー岩泉」については、31日午前0時ごろ、「1階部分が浸水したが、
入所者と職員は3階に避難して無事だ」と連絡があったということです。
近くの川の流域に避難指示や勧告出されず岩泉町は、台風10号が関東の東の
海上を北上していた30日午前9時、大雨で川があふれたり、土砂災害が
起きたりする恐れがあるなどとして、町内全域に避難準備情報を出していました。
また、30日午後2時には、町内を流れる安家川が氾濫するおそれがあるとして、
流域にある一部の地区に避難勧告を出していましたが、浸水被害があった
高齢者グループホームの近くを流れる小本川の流域には避難指示や避難勧告は
出していませんでした。
グループホームそばの川の水位は高齢者グループホームのすぐそばを流れる
小本川の水位は、30日夜に急激に上がっていました。国土交通省によると、
高齢者グループホームから4キロほど離れた岩泉町にある赤鹿観測所では、
台風の接近に伴って30日夕方から水位が上がり始めました。そして
午後7時には、水位は5メートル10センチに達し、川岸の高さを超えました。
その後の1時間で、水位は一気に1メートル50センチ上がり、
午後8時には6メートル61センチに達しました。
このあと水位は徐々に下がっていきますが、31日午前0時まで、
川岸の高さを超える状態が続いていました。