デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

日本流イノベーション

2018-02-25 16:32:26 | ビジネス
イノベーションは、危機を乗り越えるために起こさなければならない。

◆AI時代を生きるビジネスマンにとって、必読の書
 上司が聴いてきた講習会のフィードバックをしてくれた時、直感的に、これは講師の著書を
読んでおいた方が良いと感じた。イノベーションは、更なる成功のためではなく、むしろ危機を
乗り越えるために起こさなければならない、という示唆が新鮮だった。

◆私は企業の目標を存続だと考えていたが、吉村慎吾さんは、存続は奇跡だという。
 確かに提示されている様々な事例から、産業革命なんて言えない小さなイノベーションが
起こるたびに、誕生した業種がある一方で、消滅した業種もある。改革の兆しを確実に察知し、
波に乗るセンスと行動力が求められる。

◆古い価値観がイノベーションを妨げている
 イノベーションを起こせるような人を邪魔しているのは、私のように今までの価値観に拘る
頭の硬い中年みたいです。次女がスマフォを欲しがった時、一緒に手に入れないと置いてきぼりを
くってしまうような気がしましたが、同世代には、頑なにガラケーに拘っている人もいます。
彼らは、グーグルマップ、LINE(全く使えないわけではないようですが)などのサービスを
享受できないわけです。まあ、不便なことは良いとしても…

◆経済産業省は捨てたもんじゃないが、銀行の衰退は必然?
 この本の魅力は、掲載されている二つの対談によって増幅されている。一つは、経済産業省
大臣官房総務課長 荒井勝喜さんとのもので、もう一つは、作家 江上剛さんとのものである。
お二人とも、イノベーションなしに生き残れない時代のリーダーシップの在り方について、
多くの心構えを示してくれている。

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