デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

本当に役に立つ「失敗学」

2017-06-18 06:46:53 | ビジネス
 すでに予防策や解決策があるのに、不勉強が原因で失敗する無知。
過去の失敗をデータベース化して、予防・解決策のチェックリストを
作っておくと良いかも。失敗しないために、面倒な作業を厭わない
気持ちが必要。

 上司が購入した本が、オフィスの書棚にあるのですが、文庫化されていたので、
自分専用に買いました。失敗学そのものは、製造、建築、土木はもちろん、
サービス業にも応用が効く「本当に役に立つ」考え方だと思いますが、
概念と実例、言葉と定義、記述と図式の間に飛び越えにくい隔たりを感じ、
水平展開しにくい印象をもちました。

 また、「やはり失敗をシステムで回避するのは難しく、全体を俯瞰することができ、
失敗を認めることを恐れないリーダーが必要なのではないか」と思わせる部分もあり、
ボトムアップで実行しにくい感じがするのも残念です。

 課題を解決しようと新しい方法のチャレンジすると「未知」という壁に行く手を
阻まれることがあります。それは、既に先人が試していて、問題があったため採用を
見送った方法なのかもしれません。どんな方法にも少なからずトレードオフの
関係にある要因があります。解決しなければならない課題に最も適した方策を
見つけ出すことが必要なのです。


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