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ファーストリテイリング特許訴訟で敗訴

2021-05-21 15:37:39 | 知的財産の話題
知的財産高等裁判所は、アスタリスクの特許は有効だとする判決を言い渡した。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210520/k10013042221000.html

特許係争だと係争を始める場合にプランBを用意するのが当たり前なのだが、
やっぱり、ファーストリテイリングの知財はアホやな。

一般的に特許の係争に入る場合には、経験豊富な複数の弁理士または弁護士の意見を参考にして、下のような検討を行い、事を進めるものである。

①懸案の特許を無効にできるか否か → 無効にできるのなら強行
       ↓
②無効にできない場合には、無効審判で何処まで権利範囲の減縮が可能か
       ↓
③減縮した請求の範囲で抵触回避案が策定可能か → 回避可能なら強行
       ↓
④回避不能なら和解工作実施


今回のファーストリテイリングの場合は、①と②の判断が甘く、④も想定していないように思える。

しかし、ひょっとすると、納入メーカー責任で走っていて、損害賠償はメーカーが負う契約になっている可能性もある。この場合は、ファーストリテイリングは何も考えておらず、リスクは納入メーカーにあるので、スルーの可能性もある。もしそうなら、納入メーカーは大バカ者だわな。ごっつい損害賠償を喰らうよ。何しろ台数が多いから。

普通納入メーカーが責任を取る場合には、訴訟当事者をメーカーに変更するケースが多いのだが、今回はそのような雰囲気が見られない。でも世間的にはファーストリテイリングが当事者の方が関心高くて都合が良いから、なのかもしれない。


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