『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』(2006)
アレクサンドル・ソクーロフ監督
【STORY】
20世紀の偉大なチェロ奏者の生涯。
小澤征爾さんも敬愛するチェロ奏者ロストロポーヴィチさんの80歳を記念して製作されたドキュメンタリー。
彼とその妻でソプラノ歌手のヴィシネフスカヤさんが語る二人の波乱の生涯。最後のプレミアコンサートとなった、小澤さんの指揮によるウィーンフィルとの共演が終盤を飾る。
【感想レビュー】@theater
ソ連時代に反体制芸術家として扱われたロストロポーヴィチさんと妻のヴィシネフスカヤさん。
大変な思いを強いられてきたにも関わらず、彼らは祖国を愛し続けていたのですね…。
自国の偉大なる作曲家達への想いと、音楽への弛まぬ情熱と献身がひしひしと伝わってきました。
『(作曲家と違う点は)演奏家は音楽の娼婦』と仰いました。
演奏家は、作曲家が誰であっても、その作品に献身的な愛を注ぐのです。
有名なヴァイオリニストのチュマチェンコさんの言葉にも次のものがあります。
『演奏する時に重要なのは、あなた自身でない。音楽が重要なのよ。作曲家が音を通じて何を伝えたかったか。どんなメッセージを発しているのか。それを見出し、それに近づかなればならない。あなたの役割は、その音楽に息を吹き込むことなのです。』
作品のあるべき姿にアプローチしていく作業は並大抵の事ではありませんが、ただひたすらに献身していく。
その姿勢を、インタビューやプレミアコンサートのリハーサル、本番の映像から伺う事ができました
ロストロポーヴィチさんのチェロは、深い音色とスケールの広さと、瞬発力と…とてもお年を感じさせないエネルギーに満ち溢れていました
小沢征爾さんは、ロストロポーヴィチが認めている公認の弟子にあたるのですが、その師弟関係のお二人の共演や言葉のやり取りも拝見出来て、大満足でした!
アレクサンドル・ソクーロフ監督
【STORY】
20世紀の偉大なチェロ奏者の生涯。
小澤征爾さんも敬愛するチェロ奏者ロストロポーヴィチさんの80歳を記念して製作されたドキュメンタリー。
彼とその妻でソプラノ歌手のヴィシネフスカヤさんが語る二人の波乱の生涯。最後のプレミアコンサートとなった、小澤さんの指揮によるウィーンフィルとの共演が終盤を飾る。
【感想レビュー】@theater
ソ連時代に反体制芸術家として扱われたロストロポーヴィチさんと妻のヴィシネフスカヤさん。
大変な思いを強いられてきたにも関わらず、彼らは祖国を愛し続けていたのですね…。
自国の偉大なる作曲家達への想いと、音楽への弛まぬ情熱と献身がひしひしと伝わってきました。
『(作曲家と違う点は)演奏家は音楽の娼婦』と仰いました。
演奏家は、作曲家が誰であっても、その作品に献身的な愛を注ぐのです。
有名なヴァイオリニストのチュマチェンコさんの言葉にも次のものがあります。
『演奏する時に重要なのは、あなた自身でない。音楽が重要なのよ。作曲家が音を通じて何を伝えたかったか。どんなメッセージを発しているのか。それを見出し、それに近づかなればならない。あなたの役割は、その音楽に息を吹き込むことなのです。』
作品のあるべき姿にアプローチしていく作業は並大抵の事ではありませんが、ただひたすらに献身していく。
その姿勢を、インタビューやプレミアコンサートのリハーサル、本番の映像から伺う事ができました

ロストロポーヴィチさんのチェロは、深い音色とスケールの広さと、瞬発力と…とてもお年を感じさせないエネルギーに満ち溢れていました

小沢征爾さんは、ロストロポーヴィチが認めている公認の弟子にあたるのですが、その師弟関係のお二人の共演や言葉のやり取りも拝見出来て、大満足でした!
