☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『さよならみどりちゃん』(2005)

2013年07月15日 | 西島秀俊さん☆映画
『さよならみどりちゃん』(2005)

古厩智之監督、星野真里さん(ゆうこ)、西島秀俊さん(ユタカ)出演。



【STORY】
南Q太の名作コミックを、星野真里&西島秀俊共演で映画化。恋人のいる青年に恋した女の子の痛切な思いをリアルに映し出す。

【感想レビュー】
この作品は何度も観ているのですが…

その度に、違った印象を持つので、毎回新鮮に感じる不思議な映画です。

きっと、私自身の内面の変化によって、ゆうこやユタカに対する想いが変わるからなのでしょうね。


たくさん好きなシーンがあります
ユタカがお店の前で、ホースを持って無邪気に笑う所も特に

ユタカが何を考えているのか、実のところは分からない。

とりとめのないの存在感というか、一緒に居るのに心許ない…そんな刹那的な感じ。

西島さんだから、ユタカが成立している、そんな風に思います


“虎がバターになるように、私は溶けてなくなっていく。
このまま時間が止まればいいのに”

この台詞、星野さん演じるゆうこが、独特な声と、まったりとしたテンションで言うのですが…

うーん、何度観てもこのシーンも良いですねぇ!好きです


アクターズファイルの古厩監督の記事によると、監督と西島さんは『朝まで飲んだりしない意気地なしの飲み会』をたまーに2人でするらしく♪
結局、楽しくてついつい朝まで飲んでしまうらしいのですが…。
(かわいい…

今もされているのでしょうかね♡

アクターズの記事、お2人の親密さが伺えて、とっても素敵な内容でした


また、シネマトピックスオンラインの記事には次のようなものもあります。
↓↓↓
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=1483


これまで真面目な印象の役が多かった西島さんが超軟派なユタカを演じられていますが、彼の起用のきっかけは?

古厩監督
「すごい大好きな役者さんで、以前も少しだけご一緒させていただいたことがあったんですが、長編作品で1度お仕事したいなと思っていたんです。
まず、第一に無理しないところ。西島さんがやった時点で西島さんのユタカが見えてきましたね。書いてあるセリフを読むだけでユタカになっちゃうんですよね。クールで物静かな役をやっている印象が強いので、衣装も最初どんなものを着てもらうのかわからなかった(笑)。
最初は迷いました。むずかしかったです。でも西島さんの方から「これでいいんじゃない」と言っていただいて安心しました。」

脚本を読んだ時の感想は?

西島さん
「原作も読ませていただいたんですが、完成度がすごく高いし、僕の演じた役も原作では僕よりずっと若いので、どうなるのかなと思いました。
でも古厩監督とは是非ご一緒したかったので、お会いしたときに、「西島のフィルモグラフィーの中で最も知能指数が低い役をやらせたいんだ。」と言われて、やってみたいなと思いました(笑)。古厩監督に演出されれば、そういう役でもどこか面白いものになるんじゃないかと思いました。」


いやはや、面白くないワケがない!!

まさにユタカは愛すべきキャラクターですし、ゆうこの選んだ道も含めて、素敵な映画だなぁ
と思います