『西鶴一代女』(1952)
溝口健二監督、田中絹代さん(お春)、山根寿子さん、三船敏郎さん出演。
【STORY】
井原西鶴の「好色一代女」を原作に、男たちに翻ろうされ堕ちていく女の悲劇を描いた溝口健二監督の最高傑作。田中絹代が一世一代の名演技を見せる。
ベネチア映画祭監督賞受賞作。
(Movie Walkerより引用)
【感想レビュー】@theater
モノクロ映画を映画館で観るのは、今村昌平監督の『黒い雨』(1989)以来、もうかれこれ24年ぶりの事です。
父に連れられて、遠くのミニシアターまで行った記憶があります。
夏休みの宿題で、戦争を扱った映画や作品に触れる…みたいな課題だったのだと思います。
モノクロで観る戦争映画は、カラーよりも却っておどろおどろしかったのを覚えています。
そういう事もあってか、モノクロ映画を敬遠していたというのもありますが、ここは…。
他でもない西島さんの愛する溝口監督作品という事で…。
動機が不純です…
先日の溝口健二特集に行ってきました。
想像していたよりも、映像がとても綺麗で、音も良かったのでまずは一安心して、観始めました。
開始早々、お春を演じる田中絹代さんのお声や仕草の艶っぽさに釘付けでした
身勝手な父親のせいで、お春の苦労はどんどんエスカレートしていき…。
やっと些細な幸せを手にしたと思えば泡と消え…そしてまた苦労を重ね…と、本当に救いが見つからないのですが…。
そんな中でも、逞しく生きる美しさが、徹底的に描かれていました。
この諸行無常観が何とも切ないのですが、シンプルで一貫性のある世界観にすっかり夢中になってしまいました!!
溝口健二監督、田中絹代さん(お春)、山根寿子さん、三船敏郎さん出演。
【STORY】
井原西鶴の「好色一代女」を原作に、男たちに翻ろうされ堕ちていく女の悲劇を描いた溝口健二監督の最高傑作。田中絹代が一世一代の名演技を見せる。
ベネチア映画祭監督賞受賞作。
(Movie Walkerより引用)
【感想レビュー】@theater
モノクロ映画を映画館で観るのは、今村昌平監督の『黒い雨』(1989)以来、もうかれこれ24年ぶりの事です。
父に連れられて、遠くのミニシアターまで行った記憶があります。
夏休みの宿題で、戦争を扱った映画や作品に触れる…みたいな課題だったのだと思います。
モノクロで観る戦争映画は、カラーよりも却っておどろおどろしかったのを覚えています。
そういう事もあってか、モノクロ映画を敬遠していたというのもありますが、ここは…。
他でもない西島さんの愛する溝口監督作品という事で…。
動機が不純です…
先日の溝口健二特集に行ってきました。
想像していたよりも、映像がとても綺麗で、音も良かったのでまずは一安心して、観始めました。
開始早々、お春を演じる田中絹代さんのお声や仕草の艶っぽさに釘付けでした
身勝手な父親のせいで、お春の苦労はどんどんエスカレートしていき…。
やっと些細な幸せを手にしたと思えば泡と消え…そしてまた苦労を重ね…と、本当に救いが見つからないのですが…。
そんな中でも、逞しく生きる美しさが、徹底的に描かれていました。
この諸行無常観が何とも切ないのですが、シンプルで一貫性のある世界観にすっかり夢中になってしまいました!!