『トラス・オス・モンテス』(1976)
監督・録音・編集:アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ/撮影:アカシオ・ド・アルメイダ
出演:トラス・オス・モンテスの住民たち
【STORY】
ポルトガル現代詩を代表するアントニオ・レイスが、マルガリーダ・コルデイロと共に作った初長篇。
川遊びなどにうち興じる子供たちの姿を中心に、遠い山奥のきらきらと輝く宝石のような日々を夢幻的な時間構成により浮かび上がらせる。
公開当時、フランスの批評家たちを驚嘆させ、後にペドロ・コスタ監督にも影響を与えたという伝説的フィルム。
(ユーロスペースHPより)
【感想レビュー】@theater
この日、3本目のポルトガル映画。
これは、1番分かりやすい作品でした。
遮る物がない、吹きっさらしの風の音。
スクリーンの奥、遠くの方まで広がる山々の景色。
古びた石造りの建物。
トラス・オス・モンテスに住む人々。
カメラは、そこに住む人々の生活を切り取り、まるでコラージュのように繋ぎ合わせていく。
ラスト3、40分に差し掛かってようやく、メッセージのような、ナレーションが入る。
国境も遠いが、都はもっと遠い。
彼らは、都よりもまだ国境を身近に感じる、と。
王がどれだけ代わっても、トラス・オス・モンテスの人々の生活は何一つ変わらない、と。
彼らにとっては、何もかもが遠い遠い話しなのだ、と。
生きていくのは大変なのだ、と。
美しい自然に囲まれた、彼らの質素な暮らしぶり。
何か、心に落ちていく物がありました
監督・録音・編集:アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ/撮影:アカシオ・ド・アルメイダ
出演:トラス・オス・モンテスの住民たち
【STORY】
ポルトガル現代詩を代表するアントニオ・レイスが、マルガリーダ・コルデイロと共に作った初長篇。
川遊びなどにうち興じる子供たちの姿を中心に、遠い山奥のきらきらと輝く宝石のような日々を夢幻的な時間構成により浮かび上がらせる。
公開当時、フランスの批評家たちを驚嘆させ、後にペドロ・コスタ監督にも影響を与えたという伝説的フィルム。
(ユーロスペースHPより)
【感想レビュー】@theater
この日、3本目のポルトガル映画。
これは、1番分かりやすい作品でした。
遮る物がない、吹きっさらしの風の音。
スクリーンの奥、遠くの方まで広がる山々の景色。
古びた石造りの建物。
トラス・オス・モンテスに住む人々。
カメラは、そこに住む人々の生活を切り取り、まるでコラージュのように繋ぎ合わせていく。
ラスト3、40分に差し掛かってようやく、メッセージのような、ナレーションが入る。
国境も遠いが、都はもっと遠い。
彼らは、都よりもまだ国境を身近に感じる、と。
王がどれだけ代わっても、トラス・オス・モンテスの人々の生活は何一つ変わらない、と。
彼らにとっては、何もかもが遠い遠い話しなのだ、と。
生きていくのは大変なのだ、と。
美しい自然に囲まれた、彼らの質素な暮らしぶり。
何か、心に落ちていく物がありました