☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『監督失格』(2011)

2013年07月28日 | 邦画(1990年以降)
『監督失格』(2011)

平野勝之監督、庵野秀明(プロデュース)、林由美香さん、平野勝之さん、小栗冨美代さん、カンパニー松尾さん出演。



【STORY】
2005年に亡くなったAV女優:林由美香さんの仕事仲間で恋人でもあった平野勝之さんが、彼女を失ったことで絶望の淵に立たされ、そこから再生するまでを描く。

【感想レビュー】
また一本、凄まじい映画を観てしまいました。

当事から話題になっていた事と、さらにその後、「ジブリ汗まみれ」で西島さんが『監督失格』や平野監督についてもお話しをされていた事もあって、是非観よう!と思っていた作品です。

平野監督は、『いたいふたり』の特典映像にちょっと出演されているのですが、ひょうひょうとした語り口が印象的な方でした。


『監督失格』は、始めはなかなか内容が入ってこなかったのですが…。

やっぱり、ドキュメンタリーという事もあって、彼女のコア過ぎる部分を冒頭から見せられても、どうしても距離を感じてしまったのです。

平野監督の相変わらずひょうひょうとした語り口も合間って。


でも段々と、この人達、面白い!!…っという風に変わっていきました!

東京から北海道までの自転車旅行に出掛ける為に開かれた仲間との壮行会の席での会話…。

もう全然普通じゃない…!
(何をもって普通かも難しいですけれども…)

けれども、ずっと観ているうちに、これがものづくりのプロなんだなぁ…と思いました。
そして、とっても人間臭い、なんて魅力的な方達なのだろう!…と。

率直にそう思いました。

これは決して、平野監督の自己満足なドキュメンタリーではなく、ましてや恋人の死を商売(特典の特報にそういうくだりがあるので、あえて“商売”と)にした映画でもありません。

平野監督や林由美香さんのお母様の心のひだに、何度か触れるシーンがありました。

このドキュメンタリーは凄いです!
作品を観ている私もリアルですが、画面の奥で起きている事もすべてリアル…。

観て本当に良かったです!



『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(2012)

2013年07月28日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(2012)

ニコライ・アーセル監督、マッツ・ミケルセンさん、アリシア・ヴィキャンデルさん、ミッケル・フォルスガードさん出演。

【STORY】
18世紀のデンマーク王室で起きたスキャンダラスな史実を基に、国王と王妃、そして侍医の三角関係を描いた壮大なラブ・ストーリー。

【感想レビュー】@theater
とっても良かったです!!

中世~18、19世紀を舞台にした映画が好きで、よく観るのですが、どうしても背景や美術の造りが白々しかったり、内容が、うーん…となる物も往往にしてあったのですが…。

そういうのが、全くありませんでした!!

遠近感を感じるシーンやカットの数々

王宮内の内装や衣装、メイク

チェンバロやフォルテピアノの音

ヘンデルの調べ♪

古典舞踏の優雅な舞

どのシーン一つとっても、素晴らしくてあっという間に作品に入り込みました


マッツ・ミケルセン演じるドイツ人医師の夢と、その果てを見ました。。

素晴らしい俳優さんですね!
今年は『偽りなき者』も公開されていましたが、行けなかったのが悔やまれます


アリシア・ヴィキャンデルさんの掠れたお声もセクシーで知的で良かったです


ミッケル・フォルスガードさん演じる国王陛下の裸の王様っぷりも、切なくて良かったです。
段々と彼に感情移入して観てしまいました。。


結局、当事者達に救いはなかったのかもしれません。

フランス革命の少し前の出来事。

でもその後、行きつ戻りつしながらも、民衆が自由を勝ち取った背景には、彼らのような生き方をした人達が居たから…そう思うと、史実として静かにそっと受け止めたい…そう思いました。