『海と大陸』(2011)
エマヌエーレ・クリアレーゼ監督、フィリッポ・プチッロさん、ドナテッラ・フィノッキアーロさん、ミンモ・クティッキオさん出演。
【STORY】
地中海に浮かぶリノーサ島を舞台に、 将来の不安を抱える家族とアフリカ難民の母子との交流を描くヒューマンドラマ。
2011年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作。
ある日、いつものように漁に出たエルネストとフィリッポは、アフリカからボートに乗ってやってきた数人の難民を助け、その中にいた妊娠中のサラ(ティムニット・T)とその息子をガレージに匿う……。
【感想レビュー】@theater
これは正直、ハッシュパピーに感激した後に観るという事で、集中出来るのか少し不安だったのですが…。
そんな不安はすぐに何処かへ吹っ飛びました!
代々漁師をやってきたプチッロ家は、2年前に父親を海で亡くした20歳の一人息子:フィリッポと、今は70歳になる祖父エルネストが共に海に出て生活を支えています。
地中海の島というと、バカンスのイメージが強いですが、アフリカ大陸は目と鼻の先。
アフリカから沢山の難民がボートでやってきます。
彼らは、ボートから海に飛び込み、助けを乞います。
でも、難民を救助する事は違法なのです。
けれども、海の男:祖父のエルネストは、“海の掟”に従って、助けます。
何の迷いも無く!!
この時点で、この映画を傍観者として観る事など到底出来なくなるのです。
自分ならどうするのか?
…という問いかけが、常に始まり、理想と現実の間を行き来するのです。
とても冷静でなどいられません。
作品は、様々な立場での想いが、複雑に交錯していきます。
地中海のとある島が抱える、バカンスの雰囲気とは裏腹な、厳しい現実を思い知りました。
抑えめの涙がじわじわっとくる、そんな作品でした。
エマヌエーレ・クリアレーゼ監督、フィリッポ・プチッロさん、ドナテッラ・フィノッキアーロさん、ミンモ・クティッキオさん出演。
【STORY】
地中海に浮かぶリノーサ島を舞台に、 将来の不安を抱える家族とアフリカ難民の母子との交流を描くヒューマンドラマ。
2011年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作。
ある日、いつものように漁に出たエルネストとフィリッポは、アフリカからボートに乗ってやってきた数人の難民を助け、その中にいた妊娠中のサラ(ティムニット・T)とその息子をガレージに匿う……。
【感想レビュー】@theater
これは正直、ハッシュパピーに感激した後に観るという事で、集中出来るのか少し不安だったのですが…。
そんな不安はすぐに何処かへ吹っ飛びました!
代々漁師をやってきたプチッロ家は、2年前に父親を海で亡くした20歳の一人息子:フィリッポと、今は70歳になる祖父エルネストが共に海に出て生活を支えています。
地中海の島というと、バカンスのイメージが強いですが、アフリカ大陸は目と鼻の先。
アフリカから沢山の難民がボートでやってきます。
彼らは、ボートから海に飛び込み、助けを乞います。
でも、難民を救助する事は違法なのです。
けれども、海の男:祖父のエルネストは、“海の掟”に従って、助けます。
何の迷いも無く!!
この時点で、この映画を傍観者として観る事など到底出来なくなるのです。
自分ならどうするのか?
…という問いかけが、常に始まり、理想と現実の間を行き来するのです。
とても冷静でなどいられません。
作品は、様々な立場での想いが、複雑に交錯していきます。
地中海のとある島が抱える、バカンスの雰囲気とは裏腹な、厳しい現実を思い知りました。
抑えめの涙がじわじわっとくる、そんな作品でした。