『東京物語』(1953)
小津安二郎監督、笠智衆さん、東山千栄子さん、原節子さん、杉村春子さん、山村聡さん、三宅邦子さん、香川京子さん、東野英治郎さん、中村伸郎さん、大坂志郎さん出演。

【STORY】
日本映画を代表する傑作の1本。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった…。いまでは失われつつある思いやりや慎ましさといった“日本のこころ”とでもいうべきものを原節子が体現している。
家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。(Amazonより)
【感想レビュー】
素晴らしかったです‼



観終えた後に、こんなに満たされた気持ちになるなんて、想像もしませんでした。
人生の機微を、こんなにも温かい眼差しで捉え、しなやかで逞しく描かれた作品に出逢えて、とっても幸せです。
先日観た、『麦秋』に出演されている俳優さんが沢山出ていらっしゃいます。
『麦秋』では、東山千栄子さんと母と息子という関係だった笠智衆さんが、『東京物語』では、夫婦という間柄に!
たった2年しか経っていないのに、老人役…
!
しかも…モノクロな事を差し引いても、もう完全にご隠居したおじいちゃんにしか見えません…すごい…。
台詞も間も動作も仕草も、何もかも!
『ありがと』って言う台詞をよく仰るのですが、もう本当に心に染み入ります
東山千栄子さんと笠智衆さんが、二人で並んで腰掛けていたり、お布団に並んで座ってお話ししていたりするシーンが、なんだか本当に愛おしい時間に思えました。
そして、香川京子さんが、“京子”役で出ていらっしゃるのですが…、もう本当に可愛くて…

また、『麦秋』でもそうでしたが、家族の誰かが、兵隊に出たまま音沙汰も無く、もう半ば戻ってくる事を諦めている…というくだりが出てきます。
ハッとしました。
当時の事を描いている現在の作品ではなくて、その当時作られた映画の中で、しかも日常を描いている作品の中で、そういうくだりが出てきて、『麦秋』では、南方からまた最近ポツポツと兵隊さんが戻って来ているから、望みは捨てられない…という台詞を聞いて、母が生まれた年はそうだったのか…と妙にリアルに感じましたが…。
頭では理解していた事でも、映画の中で体感する事は、全然違うのだなぁと改めて、映画の力を感じました。
そして、変化していく価値観と、普遍的な想い。
それは映画の中でも、各世代の登場人物達について、それが描かれていましたが、この映画が公開された1953年から現在に至るまでの世間一般に対しても、それが言えるのだと思います。
小津監督作品、たくさん観たいと思います

小津安二郎監督、笠智衆さん、東山千栄子さん、原節子さん、杉村春子さん、山村聡さん、三宅邦子さん、香川京子さん、東野英治郎さん、中村伸郎さん、大坂志郎さん出演。

【STORY】
日本映画を代表する傑作の1本。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった…。いまでは失われつつある思いやりや慎ましさといった“日本のこころ”とでもいうべきものを原節子が体現している。
家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。(Amazonより)
【感想レビュー】
素晴らしかったです‼




観終えた後に、こんなに満たされた気持ちになるなんて、想像もしませんでした。
人生の機微を、こんなにも温かい眼差しで捉え、しなやかで逞しく描かれた作品に出逢えて、とっても幸せです。
先日観た、『麦秋』に出演されている俳優さんが沢山出ていらっしゃいます。
『麦秋』では、東山千栄子さんと母と息子という関係だった笠智衆さんが、『東京物語』では、夫婦という間柄に!
たった2年しか経っていないのに、老人役…

しかも…モノクロな事を差し引いても、もう完全にご隠居したおじいちゃんにしか見えません…すごい…。
台詞も間も動作も仕草も、何もかも!

『ありがと』って言う台詞をよく仰るのですが、もう本当に心に染み入ります

東山千栄子さんと笠智衆さんが、二人で並んで腰掛けていたり、お布団に並んで座ってお話ししていたりするシーンが、なんだか本当に愛おしい時間に思えました。
そして、香川京子さんが、“京子”役で出ていらっしゃるのですが…、もう本当に可愛くて…


また、『麦秋』でもそうでしたが、家族の誰かが、兵隊に出たまま音沙汰も無く、もう半ば戻ってくる事を諦めている…というくだりが出てきます。
ハッとしました。
当時の事を描いている現在の作品ではなくて、その当時作られた映画の中で、しかも日常を描いている作品の中で、そういうくだりが出てきて、『麦秋』では、南方からまた最近ポツポツと兵隊さんが戻って来ているから、望みは捨てられない…という台詞を聞いて、母が生まれた年はそうだったのか…と妙にリアルに感じましたが…。
頭では理解していた事でも、映画の中で体感する事は、全然違うのだなぁと改めて、映画の力を感じました。
そして、変化していく価値観と、普遍的な想い。
それは映画の中でも、各世代の登場人物達について、それが描かれていましたが、この映画が公開された1953年から現在に至るまでの世間一般に対しても、それが言えるのだと思います。
小津監督作品、たくさん観たいと思います

