『秋刀魚の味』(1962)
小津安二郎監督、岩下志麻さん、笠智衆さん、佐田啓二さん、岡田茉莉子さん出演。
【STORY】
小津安二郎監督の遺作。
婚期を迎えた美しい娘・路子(岩下志麻)と暮らす、妻に先立たれた初老のサラリーマン(笠智衆)の姿をコメディタッチで描く。
【感想レビュー】
この作品もまた、娘の結婚をめぐる父親の心の機微がテーマでしたけども、味わい深かったです。
笠智衆さんのシーンが沢山あって嬉しかったです。
どんどん好きに…
↑このカット…可愛いいし、素敵過ぎました
また、先の戦争に敗けた事、そして馬鹿な連中が威張らなくなって良くなった…のような台詞が堂々とあって、まだほんの少ししか観ていないので、分からないですけども、小津作品の50年代の作品と一線を画すのかなぁなどと思いました
『お茶漬けの味』にも、戦争は嫌だった、という台詞はありましたけども…。
そして、岩下志麻さんや岸田今日子さんが!!お綺麗だし可愛いらしくて
また今年のトレンドでもありますけども、デジタルリマスターで観る赤いリップ💄は、なんとも新しく感じさせますし、女性の強い美しさを感じさせます
建物の造形美も素敵でした!
四角くて、コンクリートのシンプルな造りの
この色褪せて映す?のか映る?のか…、専門的な事は分かりませんが、それに、“朱色よりの濃い赤”や“褪せたエメラルド色”や“くすんだ青色”の小道具や衣装が映えて映えて
オシャレ過ぎます!
観ているだけでワクワクします。
色んな世代の、様々な立場の登場人物が出てきますけども、それぞれの内面がきちんと描かれていて、人の一生をおしえてくれます。
人生は、重く、永く、愛おしく、愚かしく、楽しく、淋しく、温かく…そんな風に過ぎていくのかしら…。
そして、人間の色んな事を静かに引き受けて、今日も明日も、そのお家の廊下は在り、階段は在り、玄関もお台所も在り、淡々と佇んでいる感じが、たまらなく愛おしいと思いました
小津安二郎監督、岩下志麻さん、笠智衆さん、佐田啓二さん、岡田茉莉子さん出演。
【STORY】
小津安二郎監督の遺作。
婚期を迎えた美しい娘・路子(岩下志麻)と暮らす、妻に先立たれた初老のサラリーマン(笠智衆)の姿をコメディタッチで描く。
【感想レビュー】
この作品もまた、娘の結婚をめぐる父親の心の機微がテーマでしたけども、味わい深かったです。
笠智衆さんのシーンが沢山あって嬉しかったです。
どんどん好きに…
↑このカット…可愛いいし、素敵過ぎました
また、先の戦争に敗けた事、そして馬鹿な連中が威張らなくなって良くなった…のような台詞が堂々とあって、まだほんの少ししか観ていないので、分からないですけども、小津作品の50年代の作品と一線を画すのかなぁなどと思いました
『お茶漬けの味』にも、戦争は嫌だった、という台詞はありましたけども…。
そして、岩下志麻さんや岸田今日子さんが!!お綺麗だし可愛いらしくて
また今年のトレンドでもありますけども、デジタルリマスターで観る赤いリップ💄は、なんとも新しく感じさせますし、女性の強い美しさを感じさせます
建物の造形美も素敵でした!
四角くて、コンクリートのシンプルな造りの
この色褪せて映す?のか映る?のか…、専門的な事は分かりませんが、それに、“朱色よりの濃い赤”や“褪せたエメラルド色”や“くすんだ青色”の小道具や衣装が映えて映えて
オシャレ過ぎます!
観ているだけでワクワクします。
色んな世代の、様々な立場の登場人物が出てきますけども、それぞれの内面がきちんと描かれていて、人の一生をおしえてくれます。
人生は、重く、永く、愛おしく、愚かしく、楽しく、淋しく、温かく…そんな風に過ぎていくのかしら…。
そして、人間の色んな事を静かに引き受けて、今日も明日も、そのお家の廊下は在り、階段は在り、玄関もお台所も在り、淡々と佇んでいる感じが、たまらなく愛おしいと思いました