☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『カッコーの巣の上で』(1975)

2013年11月22日 | 西洋/中東/アジア/他(クラシック)
『カッコーの巣の上で』(1975)

ミロシュ・フォアマン監督、 ジャック・ニコルソンさん(R.P.McMurphy)、ルイーズ・フレッチャーさん(Nurse_Ratched)、ウィリアム・レッドフィールドさん(Harding)出演。




【STORY】
州立精神病院を舞台に管理体制に反撥する人間の尊厳と自由を描いたケン・ケーシーのベストセラー小説の映画化。
ゴールデン・グローブ賞6部門、アカデミー賞5部門を受賞した。

【感想レビュー】
勧められて、名作といわれる映画を観ました

さすがに、深かったです!!

そして、またしても内容を全く知らずに観たのですが、ジャック・ニコルソンさんが出ていて‼

凄く好きな俳優さんです
(お若かった…)

舞台は精神病院でしたが、これはアメリカ社会を凝縮したものでした。

精神病院の偉い人、看護師など、管理する側に白人。
看守には黒人もいるけれど、白人に雇われる黒人という図を描きたかったのかなと…。

そして患者には、母親に管理される白人の若者、妻とうまくいかない白人。色々問題を抱えている白人達。インディアン…etc、etc。

支配する側とされる側。

でも彼らの中には、自分の意志で支配される側を選んでいる者も居るのです。

勇気を出せば、外に出られるのに。
自由になれるのに。

束の間の自由の象徴は、海でした!

ラストの終わり方は、想像出来ないものでしたが、地に足のついた自由は、森へ向かって走るという、これまた象徴的なシーンでした!

観ている時も、俳優陣が素晴らしく、映画を純粋に楽しめますが、観た後に、考えれば考えるほど、メッセージのある深い作品だなぁとジワジワくる作品でした!