世間ではコロナウイルスなど忘れたかのように、浮かれた人々を映し出すテレビやSNSの画像。
しかし、報道されないだけで実際は増加傾向である。
重症化しない人も多いが、若くて健康体であっても重篤な状態に陥った方がいる。
私が勤務している施設でもついに入居者様に感染者が出てしまった。
重度障害者の生活する家だ、感染すれば最悪の事態も考えられる。
感染発覚からのコロナ対応。
小規模で職員も少ない中だ、最小限の職員で介助にあたる。
都度、防護服を着用しての対応は予想を遥かに超えて大変なストレスだった。
ニュース映像なんかで観る鳥インフルエンザの消毒みたいなツナギ服、手袋を二重にはめてフェイスシールドを装着する。
汗と湿気でフェイスシールドと眼鏡が曇る。重ねた手袋での細かい作業はやりづらい。
暑さでボーッとしてくる。
1時間半の介助を終えて室外に出たときはバケツで水を被ったように全身が汗でびっしょり。
暑さと脱水、緊張でグッタリだった。
私達がこんなんだから、病棟のドクターやナースはどれだけの苦労をされているのか…想像を絶する。
自分が感染するかもしれない恐怖、感染して仕事に出てこれないと更に周囲に迷惑をかけてしまうという恐怖だ。
幸い、感染された方は回復に向かい他の利用者様や職員に感染することもなく済んだ。
「もうホントにこれで終わりにしてほしいよね。あんな思い二度としたくない!」と専任になった職員との会話。
アナタは大したことないかも知れませんが、アナタが拡散してしまった人は大変な目にあっているのです。
病院に行けばなんとかしてくれると思うだろうけど、その病院は大変な苦労を強いられています。
ワクチンもマスクも個人の見解なので何とも言いませんが、手洗いうがいは誰にでも出来る最大の予防手段です。
お祭りで浮かれていても予防は忘れないでください。
アナタの身を守ることはアナタの大切な人を守ることです。
私達の職場ではマスクを外すことは今後もあり得ないと思います。
画像はコロナ対応に追われている時に社長が差し入れてくれた『富留川』さんのヒレカツ弁当。
栄養つけて頑張れ!とのお心遣いでした。
ヒレカツなんて滅多に食べれませんもの
美味しゅうございました。