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いつだって明日はいい日

再び直江津の夕陽を

元旦、夕方の地震速報。
続いてゆっくりした横揺れがやってきた。
長い揺れだったが、北関東では被害が出るようなことは無かった。
少し時間を置いてから上越市のお友達にラインを送った。
家族全員無事、ご主人は消防団員で出かけて行った。彼女もこれから勤務先の病院に向かうとのことだった。

翌日になりテレビで被害の大きさと拡がりを知り、エライことになった…と思う。
何人かの北陸の知人が浮かんだ。皆さん、さほど被害もなくご無事でいられるとのことで安心した。



夏休みは直江津の夕陽を見に行くのが恒例、もう何年目になるだろうか?コロナ禍で行くことが出来なかった一昨年を除き続けている。

私の唯一の女性チャリ友さんが上越市に住んでいる。
初心者の私を遊びにおいでと誘ってくださり、初めて遠い土地を自転車で走った。
海無し県民にとって海岸沿いのサイクリングロード、水平線は想像もできない風景だった。
海と山に恵まれた上越市が気に入り、直江津から富山県まで繋がるサイクリングロードが大好きになった。

直江津へのサイクルイベントに参加する友を追いながら上越の友人に会いに行く。
ゴールは直江津海水浴場、船見公園の人魚姫。

この公園で海を見ながらいろんな話をした。いろんなことを考えた。
日常とはかけ離れた風景に身を置くと思考も変わるものだ。
毎年、毎年、ここまでの距離を一人でやってくるのは車といえど簡単ではない。
それでも、ここの風景はその価値がある。

天気予報に合わせて来るわけではないから、夕日が毎年見られるとは限らない。

2015年、この年は綺麗に沈む夕日が見れたんだね。



2016年、曇り空と水平線の隙間、ギリギリで太陽が顔を出してくれた。


2018年、雲は多いがどうにか夕日が見られた。



2019年、この年は夕日は見られなかったようだ。


2023年、昨年は殆ど雨の降らなかったこの地方にこの時だけ狙ったようにゲリラ雷雨が襲来した。
車中で待機、雨が止んだ空に残照
お天気の神様が少しだけご褒美をくれた。


上越市から国道8号線に沿って作られた久比岐自歩道は海岸線を走るサイクリングロードだ。
この辺りだろうか?直江津海水浴場を津波が襲い家屋が流されて行く様子が映し出された。
なんにも言えない…傷ましい光景だった。


車で走った海岸線も海と山(崖)に挟まれていて、土砂崩れの被害も出ている。

あの美しい景色、のどかな海沿いの町がどうなってしまったのか…
通りがかりでも挨拶してくれたオジサン、オバサン、被災されていなければ良いが…
毎日のニュースを見ているだけで何も出来ない自分、気が重くなる。呑気に日々を過ごしていて申し訳ないが、自分にできることは僅かの義援金に協力させて頂くくらいしかない。
東日本大震災のときと同じ、自粛と言って経済を止めてはいけない。


暗いことばかりで気持ちも沈みがち…
今年の夏も直江津の海に行けるだろうか?
あの海に沈む夕日を見たい。
どうか1日も早くこの状況が落ち着き、被災された方々が落ち着いて暮らせる日がやってきますように、祈ります。
再び、のどかで美しい景色を楽しむ日が来ますよう、人魚姫との再会を切に願います。


最後になりましたが、震災で亡くなられた方々の御冥福お祈りいたします。
今、不自由な思いをされている方々が少しでも良い環境に身を置けますよう願います。

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