フリースクールスタッフ研修会

北海道フリースクール等ネットワークとしては初めて宿泊型の研修会を行った。16のフリースクールの中で12の代表が参加したから画期的といってよいと思う。
14日の午後は、北大の横井敏郎先生にお願いして「公教育とフリースクールの位置」といったテーマでの講演と討論、今日は「子どもの自立への歩みをどう支援するか」というテーマをサポートステーションの松田考さんといっしょに議論しあった。

ひと言でフリースクールといっても、その内容や実践の特性はまさに多様性という言葉でまとめるにしても容易ではない感じをあらためてもつ。
受け止めている子ども若者の年齢も実践の特徴も、こんなにいろいろあったのかと驚くほどだった。それだけ今の子どもをめぐる状況も社会の環境も難しくなっているといえる。そういう問題意識からすれば、フリースクールが非常に困難な運営条件のもとで取り組んでいる(スタッフの給与をとっても同年齢の学校教師の半分以下)ことに対して公的な支援がなされていないことにどれだけ不自然さを感じても当然だろう。

そしてできるだけ早い時期に、ここでの実践の特徴を整理して世に訴えることの必要性を痛感した。「フリースクールって何をしている?」という疑問に対して少しでも答えていかなければならないだろうから。
今回の企画を行うことができたのは、札幌さぽーとほっと基金からの支援があったからである(「太陽グループ」)。感謝したい。

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