「忠魂碑」

  和寒町の役場の近く、神社の前に、「忠魂碑」というのがある。これができて披露されたのは、1995(平成7)年6月15日。この日は和寒神社の例祭の日。私も遺族の一人としてこれに参加した。

この碑の裏面に「戦没者」の氏名が刻印されている。
日露戦争1人、満州事変2人、支那事変5人、ノモンハン事変9人、大東亜戦争193人、合計210人。

「忠魂」、「支那事変」とか「大東亜戦争」という呼称から、かつての日本の戦争の意味を肯定している感がするのであるが、それはさておいて、和寒町の関係者で「大東亜戦争(太平洋戦争)」で死んだ人が193名もいるというのが少々驚きだ。この中の一人が私の父。だから、この碑の前に来ると、やはり胸が悼む。

この記念碑の披露の式典のときに参加した。26年も経った。もう再びこの種の碑をたてることのないように祈るばかりだ。

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