札幌北斗高校同窓会

私が大学を出てから30年間勤めたこの高校の同窓会に「旧職員」としてほぼ毎年参加している。わざわざ「恩師」に会うために出席してくれる、という卒業生が必ずいてくれるからだ。今回も東京からかけつけてくれた人もいた。もと担任した生徒の一人は50代の夫に死別し、それでも今フォークダンスの活動をしている、そのために年に何回も外国に行っているのだと、近況報告をしてくれた。

私の生徒ではないが、昭和18年卒業の人も来ていた。86歳だという。戦争を挟む時期、言葉で言い表すことのできない苦労もしたであろうが、屈託のない笑顔で学校時代の思い出を語ってくれた。母校は、やはり一つの故郷でもある。自分の大事なものを培ってくれたことは間違いのないことだろう。

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