納豆のことなど

日本食が世界遺産という時代だ。日本食の中心に位置するのは豆だろう。小豆と大豆、どちらも日本食には欠かせない。大豆はトーフになり納豆になり、油揚になり、その他いろいろなものに変形する。小豆はアンコの素だ。

私は物心ついて以来納豆が毎日朝の食卓に用意されていた。田舎にいたときは母や叔母たちが自家製でこれを準備した。わらのつとに入れられて大豆はうまい具合に発酵した。
大学時代は4年間寮生活を送ったが、ここでもほとんど毎日納豆が出ていたのではないだろうか。安いし栄養はいいし、「料理する」面倒もない。
大人になってからは言うに及ばない。

わが成長と健康を支えてくれたのは大豆と納豆だ、といって過言ではないと自覚している。しかし納豆を嫌う人も少なくない。日本人として恥ずかしいゾ、と心中思ってもそれはひとそれぞれ。

死ぬまでトーフと納豆、油揚など大豆のおかげをこうむって生きていくことになる。孫たちも納豆を食べるようになった。

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