来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
子ども・若者の自殺が増えていること、今「反抗期」がなくなってきていること?(1)
日本全体の自殺者数は減る傾向にあった。しかし22年でいえば、全体で21、584人で前年比577人増。女性が前年比27人減の7、041人。男性は前年比604人増の14,543人。
特に気になるのは、若い世代の死因トップが自殺だという。これはG7で日本だけの現象であるという。
そしてこの「青少年期の自殺など苦悩」の問題が言われるたびに、「教育の対策」として次のような趣旨が識者から提案される。
「若者たちが自己表現・自己主張ができ、長所をのばす教育を」、「多様性を重視する教育を」、「コミュニケーションの機会を極力広げこれを保障する教育を」といった趣旨のテーマだ。
少々私的なことだが、私も1960年から60年間、主として高校生世代(中学生も含めて)の教育に関わってきた。また、世の父親として3人の子どもや4人の孫たちとも関わってきた。これらのささやかな体験と、最近の若者たちの心理と行動の変化について、小さくない問題を感じないわけにはいかない。
大人たちは、昔から10代前半から20歳前後までの時期を「青年期」すなわち「反抗期」として、大雑把ではあるが彼らを理解してきた。もちろん、その大人への「反抗」や「抵抗」には差があったことは言うまでもない。
最近、教育現場での体験でも、孫たちとのかかわる家庭での感想でも、「今の若い世代に反抗期はあるのだろうか」という疑問だ。少なくとも、まわりの孫たちは非常に素直だ。40年以上前になるが、わが子どもたちは男も女も、親とそれほど「仲良く付き合っていなかった」のではなかったろうか。しばしば男の子は「メシ」「カネ」が常用語でそれ以外はあまり使うことはなかった、といえばオーバーだったろうか。
自分自身も、父親はいなかったが、母と丁寧な話し合いなど、そのころ(中高時代)にはしていなかったと記憶している。
「反抗」や「抵抗」は親など肉親相手だけでなく、社会全体への反抗や抵抗がほとんど表裏にあった。今の若者たちが親に対しても非常に親しく付き合っていることと、社会への反抗や抵抗の心も抱いていないと言うことは表裏の関係ではないのか。子どもたちに自殺が多いことと、この反抗心の欠落と関係があるのではないか、と感じられるのだが、どうだろうか。
特に気になるのは、若い世代の死因トップが自殺だという。これはG7で日本だけの現象であるという。
そしてこの「青少年期の自殺など苦悩」の問題が言われるたびに、「教育の対策」として次のような趣旨が識者から提案される。
「若者たちが自己表現・自己主張ができ、長所をのばす教育を」、「多様性を重視する教育を」、「コミュニケーションの機会を極力広げこれを保障する教育を」といった趣旨のテーマだ。
少々私的なことだが、私も1960年から60年間、主として高校生世代(中学生も含めて)の教育に関わってきた。また、世の父親として3人の子どもや4人の孫たちとも関わってきた。これらのささやかな体験と、最近の若者たちの心理と行動の変化について、小さくない問題を感じないわけにはいかない。
大人たちは、昔から10代前半から20歳前後までの時期を「青年期」すなわち「反抗期」として、大雑把ではあるが彼らを理解してきた。もちろん、その大人への「反抗」や「抵抗」には差があったことは言うまでもない。
最近、教育現場での体験でも、孫たちとのかかわる家庭での感想でも、「今の若い世代に反抗期はあるのだろうか」という疑問だ。少なくとも、まわりの孫たちは非常に素直だ。40年以上前になるが、わが子どもたちは男も女も、親とそれほど「仲良く付き合っていなかった」のではなかったろうか。しばしば男の子は「メシ」「カネ」が常用語でそれ以外はあまり使うことはなかった、といえばオーバーだったろうか。
自分自身も、父親はいなかったが、母と丁寧な話し合いなど、そのころ(中高時代)にはしていなかったと記憶している。
「反抗」や「抵抗」は親など肉親相手だけでなく、社会全体への反抗や抵抗がほとんど表裏にあった。今の若者たちが親に対しても非常に親しく付き合っていることと、社会への反抗や抵抗の心も抱いていないと言うことは表裏の関係ではないのか。子どもたちに自殺が多いことと、この反抗心の欠落と関係があるのではないか、と感じられるのだが、どうだろうか。
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