「サムライジャパン」

いうまでもなく、今行われているWBCに参加している日本チームを呼ぶ名称だ。野球の国際試合に参戦している日本チームを指す称号のようだ。ちなみに、サッカー女子チームは「なでしこジャパン」。

どちらもすごい旧い日本のある特殊な活躍をしていた層の男女にあてはめている。
サムライ(侍)は、義のため(必ずしも正義のためではない。主君のためでもあるし、お家(一家)のためでもいい。要するに自己の利益のためにではない、もっと広い利益のために自分の命を犠牲にして決死の覚悟で戦うことを義とした人たちを理想とし、おれたちも自分の利益のためではなく、いわば世のため人のために自己を犠牲として闘う者だ、を鮮明にした呼称なのだろう。

だから個人プレーの競技には当てはまらない。女子の「なでしこ」呼称はどういう意義があるのか、多分その優雅なスタイルを指しているのではないか、と思う。

侍の中で昔の人は(自分もそうだが)、後醍醐天皇のために我が子ともども死んだ楠木正成とか(室町期の初期。14世紀)、江戸期の忠臣蔵グループを思い出す。それぞれ壮烈な最期をとげている。だから「サムライの手本」だ。野球選手たち、自分を犠牲にすることはあり得ないが、ジャパンの名誉のために踏ん張ってほしいものだ。
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