来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
合同教育研究集会講演への要望
毎年、高教組その他の教育団体、父母組織などと共同した教育研究集会が行われています。今年も11月13日(土)から14日(日)の両日「かでる2・7」で行われます。
詳細は、こちらのサイトを参照して下さい。http://www.goken-hokkaido.jp/
私たちは(「北海道フリースクール等ネットワーク」として)この合同教育研究集会に参加しているのですが、基調報告とか記念講演などで「不登校」の問題とフリースクールの役割等についてきちんとした評価はなされていません。
かつてフリースクール札幌自由が丘学園が前日祭の記念行事の一環で演劇を上演したのですが、これについても「あった」という指摘にとどまっています。
今回の合研集会の記念講師は、田中孝彦さんという日本の教育運動の指導的立場の方です(数か月前まで「教育科学研究会」代表)。さまざまな形で「教育をめぐる現実の問題」に目を開いていこうと言っています。この現実を重視する姿勢は、当然にも不登校問題やこの問題を真っ正面から取り組んでいるフリースクールの活動を評価し、連携する可能性をめざすべきだと考えます。そういう意味から、北海道FSネットワークとして、次のような要望を出しています。
2010合研の「記念講演」への要望
北海道フリースクール等ネットワーク 代表 亀貝一義
今日の教育事情の中で、この数十年間「不登校」の問題は重要な位置をしめていると思います。私たちは、諸般の事情で学校に行けない、なじめない子どもたちのために、「居場所」「学びの場」をもって取り組んできました。そういう努力の中で、いくつかの自治体や、文科省も、「フリースクール」(民間教育施設)を無視することはできないことを自覚し、いろいろな形の支援を進めることを始めました。
要望として、次の2点を講演の中でぜひ触れていただきたく存じます。
1.田中孝彦先生は「不登校」をどう評価しているかを、特に制度的な問題に関連させてお話いただけたら幸いです。不登校の子どもの個人的な側面でいえば複雑多岐です。
私たちは、不登校の児童生徒は今日の学校教育(公教育)のしくみが子どもたちの現実にあっていないことに根本的な問題があると理解しています。従って基本課題は公教育のしくみをこの子どもたちのためにある種の手直しをしなければならないのではないか、と思っています。
田中先生が不登校問題の根本をどのように理解されているかをお聞きしたいです。
2.このテーマを取り組んできたフリースクールが全国には少なくありません。そして貴重な教育実践上の成果もあげていると思います(いろいろな著作も刊行されています)。この取り組みについてのコメントをいただけたら有り難いです。
特にこれらのテーマは、「新しい公共」テーマがらみの内容ももっていると思います。これを現実に即して展開したいと思っています。今回の合研には大きな期待をしています。よろしくお願いします。
なおこの記事は「北海道フリースクール等ネットワーク」のブログにも載せているものと同趣旨です。http://blog.goo.ne.jp/fsnet2001
詳細は、こちらのサイトを参照して下さい。http://www.goken-hokkaido.jp/
私たちは(「北海道フリースクール等ネットワーク」として)この合同教育研究集会に参加しているのですが、基調報告とか記念講演などで「不登校」の問題とフリースクールの役割等についてきちんとした評価はなされていません。
かつてフリースクール札幌自由が丘学園が前日祭の記念行事の一環で演劇を上演したのですが、これについても「あった」という指摘にとどまっています。
今回の合研集会の記念講師は、田中孝彦さんという日本の教育運動の指導的立場の方です(数か月前まで「教育科学研究会」代表)。さまざまな形で「教育をめぐる現実の問題」に目を開いていこうと言っています。この現実を重視する姿勢は、当然にも不登校問題やこの問題を真っ正面から取り組んでいるフリースクールの活動を評価し、連携する可能性をめざすべきだと考えます。そういう意味から、北海道FSネットワークとして、次のような要望を出しています。
2010合研の「記念講演」への要望
北海道フリースクール等ネットワーク 代表 亀貝一義
今日の教育事情の中で、この数十年間「不登校」の問題は重要な位置をしめていると思います。私たちは、諸般の事情で学校に行けない、なじめない子どもたちのために、「居場所」「学びの場」をもって取り組んできました。そういう努力の中で、いくつかの自治体や、文科省も、「フリースクール」(民間教育施設)を無視することはできないことを自覚し、いろいろな形の支援を進めることを始めました。
要望として、次の2点を講演の中でぜひ触れていただきたく存じます。
1.田中孝彦先生は「不登校」をどう評価しているかを、特に制度的な問題に関連させてお話いただけたら幸いです。不登校の子どもの個人的な側面でいえば複雑多岐です。
私たちは、不登校の児童生徒は今日の学校教育(公教育)のしくみが子どもたちの現実にあっていないことに根本的な問題があると理解しています。従って基本課題は公教育のしくみをこの子どもたちのためにある種の手直しをしなければならないのではないか、と思っています。
田中先生が不登校問題の根本をどのように理解されているかをお聞きしたいです。
2.このテーマを取り組んできたフリースクールが全国には少なくありません。そして貴重な教育実践上の成果もあげていると思います(いろいろな著作も刊行されています)。この取り組みについてのコメントをいただけたら有り難いです。
特にこれらのテーマは、「新しい公共」テーマがらみの内容ももっていると思います。これを現実に即して展開したいと思っています。今回の合研には大きな期待をしています。よろしくお願いします。
なおこの記事は「北海道フリースクール等ネットワーク」のブログにも載せているものと同趣旨です。http://blog.goo.ne.jp/fsnet2001
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