ノーベル賞

北大の先生だった鈴木章名誉教授がノーベル賞を受けることに決まった。詳しいデーターにまだ接していないし、仮に新聞等を読んでもよくわからないかも知れないが、いずれにしても何重のうれしさを感じる。北大という中央から離れた(人によっては「田舎大学」などと悪口をいう)所での研究者が世界最高の賞をもらったこと、日本の基礎研究が世界的な文化の進展に役立っていることが証明されたこと、など。
鈴木先生が「特許を取っていなかったから、誰でも自由に私たち(常に自分だけでなく学生を含めたグループの努力の成果という)の成果を利用できるようにした」という意味のことを語っていた。
そして理系に進むことを希望する学生が減ってきていることが残念だと。

また昔話だが、戦後京大の湯川博士がノーベル賞を取ったときの全国的な感動を思い出した。戦争でうちひしがれていた日本人に希望を与えてくれた受賞だった。
今後の鈴木章名誉教授の受賞は、やはり「直接の希望」を北海道の人たちに与えてくれるのではないだろうか。
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