来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
母さんの歌
パソコンをいじっているとき、「母さんの歌」という記事が出てきて、思い出した。はるか何十年も前だった。女子高に勤めていたとき、年中行事の一つにクラス対抗の「合唱コンクール」があり、毎年この歌を歌うクラスがあった。
1958年に発表された歌とのこと。
かあさんが
夜なべをして
手袋あんでくれた
木枯らし吹いちゃ
冷たかろうて
せっせとあんだだよ
ふるさとの
便りはとどく
いろりのにおいがした
かあさんが
麻糸つむぐ
一日つむぐ
おとうは土間で
わら打ち仕事
お前も がんばれよ
ふるさとの冬は
さみしい
せめてラジオ
聞かせたい
一番と二番の歌詞だ。当時(60年代~70年代)、まだ子どもたちもこの歌詞にある語、夜なべ、手袋をあむ、いろり、土間、わら打ち、などはそれほどかけ離れた語ではなかったはずだ。
そしてほとんどのウチで、かあさんがこの歌詞にあるような働きをしていたから実体験を伴う歌だったのだろう。修学旅行でバスの中で生徒たちは合唱することもあった。
私にとっても母さんはまさにこの歌詞どおりだった。ラジオなど、小学校低学年のころにはウチにはなかったから「せめてラジオぐらいききたい」という気持ちは大人たちの願いだっただろう。
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