「近いうち解散」に期待したいこと

「近いうちに解散する」と約束しあったのだが、この「近いうち」はいつだかはっきりしない。野田首相は、ある種のごまかしを自民公明にしたことになる。それはともかくいずれにしても近いうちに衆議院は解散され総選挙が来年夏までに行われる。この総選挙の争点は、近いうちに不測の事態がおこるかも知れないが、今の段階では消費増税、原発問題、オスプレイ配備問題が特徴的なテーマになるのではないだろうか。

野田民主党は議席を減らすという世論調査があるが、もちろん結果がどうなるか分からない。しかし日本の有権者に批判力があるならば、あれだけウソを言った野田さんを信任することにはならないのではないか。「マニフェストにないことはしない。マニフェストに違反することはあり得ない」と宣言した当の本人が、消費増税をしないという公約を破ってこれを強行したことを忘れるわけにはいかない。

民主党があのマニフェストでぶち上げた「国民の生活が第一」と考え、「すべての予算を組み替え、子育て・教育・年金・医療…に重点的に税金を使う」という公約は、今やむなしい。年金・医療の改善をキャンセルして消費増税を行った現政権を信任することは難しいのではないか。

対抗軸になる勢力が打って一丸になることはあり得ないか。「国民の生活が第一」、社民、共産、その他。消費増税取り消し、原発ゼロ、オスプレイ配備反対などで政策協定などあり得ないのか。

かつて「小異を捨てて大同につく」という言葉や「統一戦線」などというスローガンもあった。難しいことかも知れないが、まずこれを大胆に訴える党派がないのか。
「国民の生活が第一」の小沢一郎さん
「社民党」の福島みずほさん
「共産党」の志位和夫さん
勇気ある決断を期待したい。

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