尾畠春夫さんと金足農高

この二項は何の関係もない。たまたま私自身が最近少なからず感動したことだ。
あの78歳(私とあまり異ならない)の高齢者である尾畠さんが行方不明になっている藤本よしきちゃんを山の中で探し当てた人だ。ボランティア活動に従事しているという。

何百人もの警察の捜索隊、棒をもって藪の中をつっついて(多分もう命を失っていると想定しての行動だったのではないだろうか)みつけることができなかったよしきちゃんを、「子どもは高い方に行くに違いない」という体験上の教訓から、たった1時間足らずで見つけ保護することができた、このすばらしい行為にただ拍手という感想だ。

もう一つ、甲子園の高校野球。決勝に残っているのは大阪桐蔭高校と秋田の金足農高。この秋田の高校が決勝戦に進むのは103年ぶりとのこと。第1回大会(1915年)は秋田中対京都二中で2対1で後者が勝った。(当時は今の高校にあたる学校は中等学校だった)。

今回の試合は大阪の名門私立高校対秋田県立の農高の対決だ。大阪桐蔭は全国から野球エリートをかき集めてのチームなのではないかと想像。これに対する秋田は校名で分かるように農高だ。多分野球エリートを意識的に集めたわけではないだろう。

こういう対決だからどうしても秋田を応援したくなる。いわば判官贔屓かも知れないが。

よしきちゃんを助けた80歳近いボランティア老人の偉業とフツーの農高野球部の活躍(結果がどうあれ)に満腔の敬意を表したいし、応援したい。
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