子どもたちの心の音 ~ 被災地 陸前高田・石巻より ~

北9東2の「りんゆうホール」で標記の展覧会が開かれている。昨年3月11日の大震災で親や肉親と生き別れになって子どもたちの「心の音」が聞こえる。(21日まで)。
この展覧会を主宰した書家・矢野きよ実さんからのメッセージを引用しておく。

ものすごく力強い文字で「父」と書いた男の子は「父ちゃん流された」と呟いた。
半紙いっぱいに「今」と書いた子はお母さんがいなくなった
お母さんが未だ行方不明の男の子は「友」と書いた
「ひとりにしないで」と小さな女の子は書いた
……
子どもたちに教わったこと
人の「言葉」は生きてきた年数ではなく経験からうまれる
何十年もかかって大人たちがようやくわかる心の詩を
8歳から10歳の子供たち書にします

子どもたちが書いた書に次がある。
「命」「父」「海」「なみだわえがおでかわく」「かぞく」「希望」「南はあったかい おつゆもあったかい 心はもっとあったかい」「かせつでもがんばろう」「大好き」「笑顔」「大切な物」「いっしょに笑うよ」

ついつい涙がこみ上げる。

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