北海道、沖縄が「日本」になるのは遅れた

恥ずかしながら、私は北海道が一昨年「開道150年」と言っていたから明治の初めから、日本の一部だったのだろう、と思っていた。
しかし今読んでいる「石狩平野」の中で、日本で国民が不完全ながらも参政権を得たのが1890(明23)年だったから北海道もそういうことだったのだろうと思っていたが、北海道民が初めて国政選挙に参加できたのは1902(明35)年だったと知った。

これは北海道だけでなく沖縄や小笠原地方も同じ扱いだった。(沖縄県民が国政選挙権を得るのは北海道よりもさらに遅れて1912年)。日本の一部になるのに時間がかかっているのだ。

中央政府の思想は北海道はまだ植民地の一種扱いだったのではないだろうか。しかも1902年の時も札幌・函館・小樽の三区の道民だけだったというから道民が「日本人」として扱われるようになるのはもっと後、第9回総選挙(1904(明37)年)だった。

その後北海道への差別思想は国政上ないだろうか。道民はしっかり考えて見る必要があるのではないか、と思うのだがどうだろう。
例の核のゴミ処理に北海道のある町が立候補しようとしているが、これもカネをもらいたいから、の意識とウラハラの関係ではあるだろうが、妙に勘ぐりたくなるのだ。
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