横綱の品格?

朝青龍の引退をめぐる話題は、直接の「事件」の内容もさることながら(詳細は今の段階でよく分からない。誰にどういう『暴力』行為を行ったのか)「横綱の品格」問題が重要なテーマとして取りざたされている。
祖国モンゴルでは、そんなことは問題外で「日本人の狭量が強い力士を追放した」という論調が主であるらしい。モンゴル人の気持ちもわからないわけではないが、属している国のルールをまず重んじて評価するのがスジであろう。感情的に反モンゴルの気風が日本にはびこっているなどと吹聴するのは論外である。それこそ800年近く前のジンギスカン的侵略思想の裏返しではないかと思いたくなる。

横綱の品格などと言われるが、朝青龍のこれまでとってきた態度は、「横綱」どころが常識的態度をとる普通の人の「良識」に照らしてどうなのか、と言っていいと思う。ウソを言って(仮病をつかって)休暇をとり、遊びに行ったこととか、勝負のときに反則行為(相手力士の髪をつかむなど)などもあった。その他問題になったことなどをあらためて見ると、横綱以前の常識的行為に悖るといっていいのではないか、と思うがどうだろう。

横綱だからもって当然という「品格」というレベルでなく、普通の人だってダメなことをやっていたわけだから、一般の道徳行為のレベルで判断しても一定の処分に値した行為であったと思う。
相撲だけでなく、格闘技のある選手など、品格もなにもあったものではない、というようなケースもあったことを思い出した。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 健康管理 札幌市教委と... »