熱海土石流から2年

2年前のこの日、熱海市で大規模な土石流がおこり、28人が犠牲になった。自然の災害は、台風や水害なども含めて毎年かならず日本のどこかでたくさんの犠牲を引き起こす。北海道でももちろん同じだ。

こういう災害で犠牲になる人たちへの思いは、病気や高齢によって死にいたる人たちよりも、より強いし複雑だ。なぜか、災害による犠牲は対策いかんによってはおこらなくともよかった犠牲だ。だから、犠牲になった人たちへ、ある種の人災の犠牲でもあった、本当に申し訳ない、という謝罪の気持ちが大なり小なり多くの人の心に浮かぶからではないだろうか。

日本は自然の災害が毎年どこかで起こる。私たちは遠い地で、または身近な地でこれを体験する。自然災害ではあるが、人災の側面を必ず持っていることを知っているからだ。

これから、きまって襲いかかる自然災害に対して万全の対策をしていけるように、特に行政に対してもっと強く働きかけていく必要があるのではないだろうか。
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