先週の放送の最後に、上司:桐島(松方弘樹)に連れられた店で
フラメンコを踊る派遣社員の大前春子(篠原涼子)を
見てしまった営業部署の主任:東海林(大泉洋)とマーケティング部署の主任:里中(小泉孝太郎)。
翌日、二人が大前にカマをかけても彼女は知らん顔だ。
そのとき東海林がダメ派遣社員の森(加藤あい)に
ホチキスについて得意気にレクチャーを始める。
(学生時代にホチキスどめの仕事をしていたらしい)
コーヒーサーバーの前で東海林と嘱託の小笠原(小松政夫)が
談笑しているが、東海林がコーヒーを注ごうとしても
上手くでてこない。
後からやってきた森に、小笠原と2人分のコーヒーを
持ってくるように命令して2人は出て行ってしまう。
森がコーヒーサーバーをいじっているうちに、機械は壊れてしまい
後ろで見ていた女性社員:黒岩から弁償するように
言われる。(15万円するらしい)
落ち込んで部署に戻る森に、更に追い討ちをかけるように
パソコンスキルの高い男性派遣社員の近(上地雄輔)が
同じ部署に派遣されてきて、森は職場に居られなくなるのでは?と焦る。
コーディネーターに相談すると「皆の雑用を引き受ける癒し系のキャラ」を
目指すしかないと言われて、正社員の雑用を引き受けるようになる。
小笠原は大前の昼食場所に来て、森の壊した機械の弁償代金を
大前にも負担するように頼むが断られる。
他の派遣社員に冷たい目で見られ、落ち込んだ森は大前に
「派遣のプライド」についてたずねるが、「なんじゃそりゃ」と
といってとりあわない。森が大前の帰り道をつけて迷い込んだ店には
彼女の母親代わりだというママ(白川由美)がいて、息子は森を「また迷える子羊がきたよ」という。
いままで、20人ほどの派遣社員が森のように大前の
後をつけてきたといい、森が「(大前のように)自分にプライドをもちたい」というと
「彼女には仕事にプライドがあるが、自分のプライドはない」という。
寄り道して帰ってきた大前に「(森は)昔のあなたに似てたわ」と
ママは言っていた。
会社での森の行為が他の派遣に反感をかってしまい、森は大前にも
「正社員の雑用を断れない自分への言い訳」だといわれる。
東海林が、正社員と派遣社員との格の違いを見せようと
商談のかかる得意先に大前を同行し、
「ただ黙って横で笑っていろ」と指示するが、得意先の店長は
大前を知っており、当時の礼を述べて丁寧に扱い
交渉予定の売り場面積も10倍に増えて、東海林はメンツを
つぶされたと怒る。
その後、東海林のミスが得意先から大前への電話によって
判明し、益々東海林は怒り出した。
東海林をなだめようと小笠原が森にコーヒーを買ってくるように頼むが
勇気を出して森が断った。
「大前のせいで他の派遣が付け上がる」と東海林は大前に言い出す。
そこへ桐島がやってきて、全社員に配る書類のホチキスどめを大前に
依頼する。
東海林はこの書類のホチキスどめで大前に勝負を挑み、負けたら大前に
謝るようにもちかける。
勝負は、有利な条件の道具を使った東海林が僅差で勝ち、大前は素直に
謝って書類を各部署に届けに出て行く。
しかし、この勝負で大前がワザと東海林に負けたのを里中は見抜いていた。
帰りのバスを待つ大前に「東海林さんは大前さんを180度誤解している」「勝負に負けて悔しくないのか」「プライドは無いのか」
と里中が言った。
これに対して大前は、「大勢の社員が見ている前で東海林を負かしても、うまくやっていけない」「プライドなどない」と言う。
「あなたにとって大切なものはなんですか」と里中が尋ねると、大前は
「派遣社員として勤めること」「今度質問するときは、勤務時間内にしてください」と言って、バスに乗り込み帰っていった。
里中が会社に戻ると東海林がいる。このことを告げるか迷う里中に
東海林は大前が綴じた書類を見てこういった。
「あの女タダモンじゃねぇぞ。みろ、この書類。全部一ミリのズレも無く綴じてある。お前が手におえる女じゃねぇ。」
東海林も大前がワザと負けたことに気づいていたのだ。
翌朝、エレベータで東海林と大前が顔をあわせる。
それまで派遣社員を決して名前で呼ばずに目の敵にしていた東海林が
「挨拶くらいしろよ。大前さん」とぶっきらぼうに言った。
大前は「おはようございます、東海林主任」と挨拶を返す。
派遣コーディネーターが桐島に菓子折り持参で
森がコーヒーサーバーを壊したことを謝りにくる。
すると、桐島は「あれは数日前に自分が壊した」といい
森は機械の弁償を免れる。
森に好意を持っている若い社員の浅野(勝地涼)が喜こんでいると
森がくしゃみをする。
里中は、「今日は寒いからお使いには行かない方がいい」と、やんわり
皆の使い走りを断るように促した。
すると、大前が「今日は毛糸のパンツをはき忘れたんじゃないの?」と
バラしていた。
森は「大前さんみたいになりません」と言ってむくれるが
大前は涼しい顔で「そんなこと頼んでません」と言うのだった。
終了
ストーリーのエピソードは前後している可能性がありますがご容赦を。
責任なんぞとりません。