かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

死刑囚の歌

2018-07-08 14:58:31 | ブログ記事
「金髪気分」の裏側で書いていた

やはり死刑には賛成できない」に続けての記事です。

あちこちのブログ記事を読ませていただいても、

オウムの幹部たちの死刑は当然という意見が並んでいます。

殺人に対する贖罪は死刑しかないというふうに。

たしかにそうかもしれません。

が、私は自分が歌を作る人間なので、

歌を作る人間同士通じ合うある種の共感は禁じえません。

さるサイトで、処刑された中川智正は俳句を吟じていたと知りました。

歌も詠んでいます。

  恐ろしき 事なす時の 我が顔を 見たはずの月 今夜も静(さや)けし
中川智正

よくわかる歌ですし、歌それ自体はいい歌だと思います。

こんな感性を持った人が殺人するときの気持ちはと私などは忖度してしまいます。

彼のしたことは絶対許せないことではありますが、

オウム真理教を信じていた彼にしてみれば、

間違った考えを持った人間をポアすることは善行と信じていたのです。

ポアして幸せにしてやらなければならないと思い込んでいたのです。

間違った宗教にのめり込むことの恐ろしさを彼の犯行で教えられました。

私には他人事とは思えません。

よくオウム事件と比較される事件に「あさま山荘事件」があります。

この事件の主犯だった坂口弘も歌を詠む人です。

というか、死刑囚になってから詠むようになったようです。

今日とどいた、さる結社の記念号に載っていた彼の歌。

  女らしさの総括を問い問い詰めて「死にたくない」と叫ばしめたり
坂口弘

この歌を詠むことで、私には、坂口弘が百万回謝罪の言葉を述べるより
事件の被害者への謝罪の気持ちを伝えていると思います。

坂口弘は、こんな歌も詠っています。

  あらざるにわが子の名前を考へをり死刑囚にして独り身のわれが
坂口弘

にも、彼の深い悔悟の気持ちを読み取るのですが、

世間の人たちは、そんな私をも許さないかもしれませんね。

私は、彼らに対しては
凶悪犯ではあったけれども」と書いた気持ちを捨てがたいです。

歌を詠む同士として。

今朝の猪名川

2018-07-08 09:47:29 | ブログ記事
一昨日は見に行ったけれど、
豪雨の中、撮影できなかったので、今朝、写してきました。

カメラを伊丹空港方面に向けています。


池田市五月山のほうに向けています。


普段は穏やかな猪名川に濁流が川幅いっぱいに流れています。

遠方からだけでは迫力にかけるから、河原に降りてきました。


川の傍で撮影するのは、ちょっと怖かったです。吸い込まれそうで・・・。


猪名川も、もっと上流の多田神社のあるあたりは、川底が浅いので避難指示が出たようでした。

その護岸工事現場で働いておられた方が一人亡くなられたことは痛ましいことでした。



雨は上がりましたが、また暑くなりそうで、暑がりの私には、それが恐怖です。


申し訳ありません、また元にもどしましたm(_)m

2018-07-08 08:14:07 | ブログ記事
きのう新しく作ったブログに写真が載せられるように悪戦苦闘したのでしたが、

どんなにやっても、私の力ではできませんでした。

スマホ店に持っていって設定してもらっても、前の「かみなり」の投稿画面が出るのみです。

で、仕方なく、元に戻しました。ただしブログタイトルとテンプレートは変えて。

写真の入れられないブログって、と思いますから。

これだけでも、しばらくは家族から見つかりにくいと思います。

もう見つかったら見つかった時のことです。

皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。m(_)m

それにしても、どうしてこんなに逃げ回らなければならないのかしら?

私のブログなのに・・・。