超空洞からの贈り物

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LHCヘリウム流出事故、修理費用は2000万ドル超となる見通し

2008年12月09日 20時10分38秒 | Weblog
欧州原子核研究機構(CERN)は5日、9月に大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で起きた冷却用のヘリウム流出事故に関連して、その修理費用が2000万ドル(約20億円)超となる可能性が強まったことを明らかにした。

 CERNでは来年夏ごろまでに修理を完了させることを予定しているが、修理完了後も、そのまま直ぐに装置の再稼働を行うのではなく、同等な事故を未然に防ぐための早期警報システムの導入および、圧力開放システムの導入を実施することなども計画しており、早期警戒システムの導入を待って装置の再開に臨んだ場合には運用再開は2010年以降となる見通しだ。

 LHCのヘリウム流出事故とは、運用開始直後の9月19日に発生したもので、LHCの8つあるセクターを冷却するための冷却装置が異常停止し、冷却用のヘリウムガスが加速器のトンネル内に流出すると共に粒子加速用の双極磁石(Dipole Magnets)と四極磁石(Quadupole Magnets)が損傷してしまったというもの。超伝導電磁石の電気回路の半田付けのミスによって回路短縮(ショート)が起きたことが事故の直接的原因となったのではないかとみられている。

 画像は9月に起きたヘリウム流出事故で損傷したLHCの加速器を納めたトンネル部分(sector 3-4 of the LHC tunnel)の映像。


もう、このニュースええわ。
早く直せって。

今度は日本から半田の達人連れてけよ。
それと、早期警戒装置なんて最初から組み込んどけよ。

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