NASAの科学探査計画担当のエド・ウィーラー(Ed Weiler)准長官は4日、記者会見を行い将来打ち上げが予定されている火星から試料を回収して地球に持ち帰る「マーズ・サンプル・リターン(Mars Sample Return)」計画に関して、NASA単独ではなく、ESA(欧州宇宙機関)との共同実施とすることを明らかにした。
開発中の新火星探査ローバー「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(Mars Science Laboratory)」の打ち上げを2009年から2011年に延期したことを明らかとした記者会見の席上で、同時に明らかにしたもので、ウィーラー准長官は「マーズ・サイエンス・ラボラトリーの打ち上げ延期を通じて、こうした難易度の高い探査計画を単独実施することの困難さを痛感することができた」とした上で「このような火星探査計画は米国や欧州が単独で実施できるような性質のものではなく、相互の技術を持ち寄ることにより共同で計画の推進を進めるのがベストだと考えている」と述べた。
NASAの次の火星探査計画は2011年の打ち上げへと延期となった「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」で、その次は2020年代に打ち上げが予定されている計画となる。
今回の発表を受けて、NASA単独による火星探査計画は「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」で打ち切りとなり、「マーズ・サンプル・リターン」計画からは米欧による共同開催となることが確実の情勢となってきた。
「マーズ・サンプル・リターン」計画実現に要する予算総額は今のところ60億~80億ドル(約6000~8000億円)と見積もられており、2004年以来、既に4年以上に渡って火星探査を続けている「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」計画の実に10倍近い費用がかかることが想定されている。
画像はESAによる「マーズ・サンプル・リターン」計画の実現予想図。
単独でやるよりは、共同の方がコスト的にもいいですが…
問題なのはNASAの隠蔽体質。ここがねぇ。。。
もう少し、意味のある宇宙探査をして欲しいと思う。
開発中の新火星探査ローバー「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(Mars Science Laboratory)」の打ち上げを2009年から2011年に延期したことを明らかとした記者会見の席上で、同時に明らかにしたもので、ウィーラー准長官は「マーズ・サイエンス・ラボラトリーの打ち上げ延期を通じて、こうした難易度の高い探査計画を単独実施することの困難さを痛感することができた」とした上で「このような火星探査計画は米国や欧州が単独で実施できるような性質のものではなく、相互の技術を持ち寄ることにより共同で計画の推進を進めるのがベストだと考えている」と述べた。
NASAの次の火星探査計画は2011年の打ち上げへと延期となった「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」で、その次は2020年代に打ち上げが予定されている計画となる。
今回の発表を受けて、NASA単独による火星探査計画は「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」で打ち切りとなり、「マーズ・サンプル・リターン」計画からは米欧による共同開催となることが確実の情勢となってきた。
「マーズ・サンプル・リターン」計画実現に要する予算総額は今のところ60億~80億ドル(約6000~8000億円)と見積もられており、2004年以来、既に4年以上に渡って火星探査を続けている「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」計画の実に10倍近い費用がかかることが想定されている。
画像はESAによる「マーズ・サンプル・リターン」計画の実現予想図。
単独でやるよりは、共同の方がコスト的にもいいですが…
問題なのはNASAの隠蔽体質。ここがねぇ。。。
もう少し、意味のある宇宙探査をして欲しいと思う。