超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

有毒の廃水プールから抗ガン剤

2009年03月01日 00時10分03秒 | Weblog
モンタナ工科大学にほど近い露天掘り銅山の跡地バークレー・ピットでは、掘られた穴に有害物質を含んだ水が溜まっている。

この水は強い酸性で、重金属を多量に含むが、珍しい菌類が多数生息している。さらにここからは、卵巣ガンの治療薬となる可能性を秘めた微生物も見つかっている。

この微生物が作り出した、人命を救うかもしれない化学物質は、2006年にモンタナ工科大学の研究者Don Stierle氏とAndrea Stierle氏によって発見され、銅山の名前からバークレー酸(Berkelic Acid)と命名された。

その約3年後、ブランダイス大学のBarry Snider氏らが、この貴重な物質を一から合成することに成功した。13段階からなる合成方法は決して効率的とはいえないが、治療薬になる可能性を秘めたこの物質をより多く手に入れる手段であることは確かだ。

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