欧州原子核研究機構(CERN)は9日、昨年9月に冷却用のヘリウム流出事故を起こして以来、停止状態が続いてきた大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を今年9月下旬をメドに運用再開することを正式決定した。
作業が順調に進んだ場合、10月中には再び陽子ビームの衝突実験再開される見通しだ。
昨年9月に起きた事故ではLHCの8つあるセクターの内、セクター3-4の超伝導電磁石の電気回路に内在していた半田付けのミスによる回路短縮によってセクターを冷却するための冷却装置が異常停止。冷却装置が停止してしまったことを受けて冷却用のヘリウムガスが加速器のトンネル内に流出すると共に粒子加速用の双極磁石(Dipole Magnets)と四極磁石(Quadupole Magnets)が損傷していた。
作業が順調に進んだ場合、10月中には再び陽子ビームの衝突実験再開される見通しだ。
昨年9月に起きた事故ではLHCの8つあるセクターの内、セクター3-4の超伝導電磁石の電気回路に内在していた半田付けのミスによる回路短縮によってセクターを冷却するための冷却装置が異常停止。冷却装置が停止してしまったことを受けて冷却用のヘリウムガスが加速器のトンネル内に流出すると共に粒子加速用の双極磁石(Dipole Magnets)と四極磁石(Quadupole Magnets)が損傷していた。