超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

ニューヨークの海面上昇、他地域の2倍

2009年03月18日 18時14分03秒 | Weblog
 新しい気候モデルによると、今世紀中にニューヨーク市をはじめとするアメリカ北東部周辺の海面が同国の他地域と比べて2倍上昇する恐れがある。

この急速な海面の上昇は海流の変化に起因するものであり、ハリケーンや冬の高潮で被害が大きくなる危険性が高まることになる。

「マンハッタン南部の一部の地域は、海抜1.5メートルしかない。この状態から海面がさらに20センチ上昇すれば安全が脅かされることになる」と、研究を主導したジャンジュン・イン氏は説明する。同氏はフロリダ州立大学で気候モデルを作成している。

「Nature Geoscience」誌オンライン版で15日に発表された今回の研究によると、ニューヨークやボストン、ワシントンD.C.周辺の海面は2100年までに36~51センチ上昇することになる。マイアミやサンフランシスコといったアメリカ国内の他都市では、海面の上昇は北東部の半分程度だと予想されている。

 アメリカ北東部の海面だけが偏って上昇すると予想される理由は、北大西洋を流れるメキシコ湾流の原動力が今後数十年で弱体化する、との見方が広まっているからだ。

 赤道付近から北上した暖かな湾流は、ノルウェー北方で冷えて海底に向かって沈降する。この動きが原動力の1つとなって海流は循環しているが、新しい気候モデルでは地球温暖化の影響で冷海水の沈降が減少し、北大西洋で深海の水温が上昇し始めるとイン氏は考えている。湾流周辺の水温が上昇すると、同海域の海水が膨張し、氷冠や氷山の融解といった地球規模の要因で引き起こされる海面上昇の傾向がさらに強まるという。

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の博士研究員ジュリアン・ボエ氏によれば、地球規模の要因による海面上昇傾向をさらに強めているのは、北極海で急速に進む氷の融解かもしれないという。この研究も「Nature Geoscience」誌オンライン版で15日に発表されている。ボエ氏の研究チームは一連の気候モデルと実際の観測結果を比較した結果、早くて今世紀末には9月の北極海に氷が存在しなくなると予測するに至った。

 専門家はこのような研究を重要視している。なぜなら、地球温暖化で起こりうる被害に対して地域ごとに適切な対策を立てることができるからだ。ボエ氏は、「両研究とも目的は同じ。局地的な気候変動の重要な部分について予測の確度を向上させることだ」と述べている。


いや、もう何しても遅いだろう。
地域ごとに対策しても、広域的に見てダメだとおもう。

まぁアメリカって温室効果ガス発生の根源なんだし…
大きい車作って、売れないと政府に助けを求める。
そんなことしてるから、いつまでたってもダメなんだよな。
もっと大局を考えていただきたい。

最新の画像もっと見る