ロンドン自然史博物館がミャンマーで捕獲した体長2センチほどの小魚の中に、吸血鬼「ドラキュラ」のような牙の形をした不思議な体組織をもつ新種の魚が混じっていたことが英国王立協会の学術専門誌「Proceedings of the Royal Society B」に掲載された論文により明らかとなった。
ロンドン自然史博物館の研究グループではこの魚は新種のものであることを認定、ドラキュラのような牙をもつことから「ダニオネラ・ドラキュラ(Danionella dracula)」という学名を付けたとしている。
研究グループでは、一見、牙のように見えるが、分析の結果、この牙のようなものは魚の歯を構成する歯髄腔質やエナメル質でできてはおらず、単に体組織によってできた突起物、とした上で仲間のオスに対して攻撃的なディスプレイを行うために、長い進化の系統で体組織がこのような牙のような形に変化したのではないかと述べている。
ロンドン自然史博物館の研究グループではこの魚は新種のものであることを認定、ドラキュラのような牙をもつことから「ダニオネラ・ドラキュラ(Danionella dracula)」という学名を付けたとしている。
研究グループでは、一見、牙のように見えるが、分析の結果、この牙のようなものは魚の歯を構成する歯髄腔質やエナメル質でできてはおらず、単に体組織によってできた突起物、とした上で仲間のオスに対して攻撃的なディスプレイを行うために、長い進化の系統で体組織がこのような牙のような形に変化したのではないかと述べている。