超空洞からの贈り物

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過去に戻って天文観測、国立天文台が400年前へのタイムトラベルに成功

2008年12月05日 18時45分56秒 | Weblog
16世紀の歴史的な天文学者、ティコ・ブラーエが1572年にカシオペア付近で発見した超新星爆発「ティコの新星(Tycho’s supernova)」と時系列的に同じ光をハワイのマウケア山にある日本のすばる望遠鏡の観測チームが観測することに成功していたことが3日、国立天文台ハワイ観測所の発表により明らかとなった。

 観測チームは「光のこだま(Optical light echo)」と呼ばれる、光源の離れた場所にある塵によって反射された光の波が遅れて地球に到着する現象に着目し、この現象を使えば、過去に起きた天文現象を改めて現代から観測し直すことも可能ではないかと考えて、この現象を利用した観測に着手。その上で、すばる望遠鏡の微光天体分光撮像装置(FOCAS)を使った観測により超新星残骸ティコの周囲で発見された可視光が1572年にティコ・ブラーエが肉眼で観測した超新星の爆発当時の光そのものであることを突き止めることに成功した。

 観測チームでは今回の研究成果により、何百年も前に「タイムトラベル」して、過去の天文現象を改めて現代で観測し直すことも可能とする「光のこだま」を利用した分光観測手法を確立することに成功したとして、同様な観測手法を用いることにより銀河系外の超新星の観測では検証できなかった爆発時の空間構造、そして超新星爆発のメカニズムの理解を今後さらに一層、進めることが可能になるだろうと述べている。

 ティコ・ブラーエは1572年11月11日夕方、カシオペヤ座の付近に金星よりも明るい星が出現していることに気づき、以来、14ヶ月に渡って、この新しい星の明るさや色の変化を正確に記録した。この新しい星は20世紀になってからようやく超新星爆発であったことが判明。「ティコの新星」として、ティコ・ブラーエの肉眼による観測能力の高さを示すものとして、彼の業績を再認識させるものとなった。

 月面にあるティコ・クレーターもティコ・ブラーエの業績を記念して付けられたものとなる。


やっと理解できたw
このニュース追いかけて記事を読むこと3件目。
こういうことですか…

タイムトラベルとは趣旨が違うだろうけど。
過去と同じ様子が見えるって、スケールが良い!!

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