NASAは3日、今月12日に予定されていたスペースシャトル「ディスカバリー」の打上げを19日以降に延期したことを発表した。
昨年11月に行われた前回の「ディスカバリー」ミッションに際して地上に帰還して後に行われた点検作業で、外部燃料タンクと本体のメインエンジンを結ぶ液体水素燃料用の圧力バブルに損傷が生じていることが明らかとなっていた問題に関して、改めて次回の打上げ時に同様な損傷が再び生じた場合、乗員の生命を危うくする致命的な事故につながる可能性がないか、検証を行う必要性が生じたことが今回の打上げ延期の理由。
昨年11月のミッションの後で見つかった圧力バルブの損傷は今のところ、打上げ時の振動(acoustic vibrations)により生じたものと見られており、NASAでは実験室内で、同じ状況を再現することにより、圧力バルブに生じた損傷が他の機構部分に拡大しないかどうかシミュレーションを行うと説明していうる。
この圧力バルブは、外部燃料タンク内の液体水素燃料を本体のメインエンジンに供給する際に適切な圧力を維持するもので、スペースシャトルには3つ装備されているものとなる。シャトルのメインエンジンは8分30秒間に渡って燃焼が続くことから、損傷した圧力バルブに関しては、この間のいずれかのタイミングで損傷が生じた模様だ。
こういうパーツの耐久性能を推し量るのは難しい。
いくら同一条件だとはいえね。
潜在的な不具合というより、可能性が高い不具合だから…
実験を重ねて安全性の更なる確保を目指すのは当然かも。
昨年11月に行われた前回の「ディスカバリー」ミッションに際して地上に帰還して後に行われた点検作業で、外部燃料タンクと本体のメインエンジンを結ぶ液体水素燃料用の圧力バブルに損傷が生じていることが明らかとなっていた問題に関して、改めて次回の打上げ時に同様な損傷が再び生じた場合、乗員の生命を危うくする致命的な事故につながる可能性がないか、検証を行う必要性が生じたことが今回の打上げ延期の理由。
昨年11月のミッションの後で見つかった圧力バルブの損傷は今のところ、打上げ時の振動(acoustic vibrations)により生じたものと見られており、NASAでは実験室内で、同じ状況を再現することにより、圧力バルブに生じた損傷が他の機構部分に拡大しないかどうかシミュレーションを行うと説明していうる。
この圧力バルブは、外部燃料タンク内の液体水素燃料を本体のメインエンジンに供給する際に適切な圧力を維持するもので、スペースシャトルには3つ装備されているものとなる。シャトルのメインエンジンは8分30秒間に渡って燃焼が続くことから、損傷した圧力バルブに関しては、この間のいずれかのタイミングで損傷が生じた模様だ。
こういうパーツの耐久性能を推し量るのは難しい。
いくら同一条件だとはいえね。
潜在的な不具合というより、可能性が高い不具合だから…
実験を重ねて安全性の更なる確保を目指すのは当然かも。