画像はBAEが開発中の実用レールガンの完成模型。米海軍では次世代戦闘艦の砲塔としてこの兵器を搭載することを予定している。
レールガンの場合、電位差のある二本の伝導体製のレールの間に、電流を通す伝導体を弾体としてはさみ、この弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射する。
火薬を用いた弾体を発射する従来型砲の場合、火薬が起爆した際の燃焼によりほとんどのエネルギーが使われてしまうために、エネルギー効率が低く、弾体の初速度を上げることには既に限界となっている。そのため、米海軍で用いられているMK 45/5インチ型砲塔の場合、射程距離は20マイル(約32キロ)前後しかない(戦艦大和の主砲でも射程距離は約42キロ)。
一方、レールガンの場合は化学的爆発のような不効率な部分が少なく理論上は入力する電流が高ければ高い程、高いエネルギーで弾体を発射させることが可能となるため、米海軍では、レールガンを用いれば、従来型兵器(MK 45)の10倍の200マイル(約320キロ)の射程距離を持つ砲塔の開発が可能と見ている。
想定されている実用レールガンの場合、弾体はマッハ7.5の初速で発射され頂点が高度150キロの弾道飛行コースを描き、最大200マイル離れた目標地点にまで到達する。目標に到達時点の速度でもマッハ5.0と非常に高速を維持しているため、弾体に起爆性のある爆発物などを用いる必要性はなく、目標に衝突した際の衝撃だけで完全にほとんどの目標を破壊することが可能。
発射時の速度が既に超音速に達していること、更に、通常の弾道ミサイルのようにブーストを行うことがないため、こうした兵器の発射を確認できたとしても迎撃手段は事実状、存在しないことも開発を主導している米国にとっては利点と写っているようだ。
この未来兵器、弾体に誘導装置が搭載されることとなっており、今後はいきなりマッハ7.5まで加速するという壮絶な重力加速度環境の元でも耐えられる誘導装置の開発に主眼が置かれそうだ。
レールガンの場合、電位差のある二本の伝導体製のレールの間に、電流を通す伝導体を弾体としてはさみ、この弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射する。
火薬を用いた弾体を発射する従来型砲の場合、火薬が起爆した際の燃焼によりほとんどのエネルギーが使われてしまうために、エネルギー効率が低く、弾体の初速度を上げることには既に限界となっている。そのため、米海軍で用いられているMK 45/5インチ型砲塔の場合、射程距離は20マイル(約32キロ)前後しかない(戦艦大和の主砲でも射程距離は約42キロ)。
一方、レールガンの場合は化学的爆発のような不効率な部分が少なく理論上は入力する電流が高ければ高い程、高いエネルギーで弾体を発射させることが可能となるため、米海軍では、レールガンを用いれば、従来型兵器(MK 45)の10倍の200マイル(約320キロ)の射程距離を持つ砲塔の開発が可能と見ている。
想定されている実用レールガンの場合、弾体はマッハ7.5の初速で発射され頂点が高度150キロの弾道飛行コースを描き、最大200マイル離れた目標地点にまで到達する。目標に到達時点の速度でもマッハ5.0と非常に高速を維持しているため、弾体に起爆性のある爆発物などを用いる必要性はなく、目標に衝突した際の衝撃だけで完全にほとんどの目標を破壊することが可能。
発射時の速度が既に超音速に達していること、更に、通常の弾道ミサイルのようにブーストを行うことがないため、こうした兵器の発射を確認できたとしても迎撃手段は事実状、存在しないことも開発を主導している米国にとっては利点と写っているようだ。
この未来兵器、弾体に誘導装置が搭載されることとなっており、今後はいきなりマッハ7.5まで加速するという壮絶な重力加速度環境の元でも耐えられる誘導装置の開発に主眼が置かれそうだ。