超空洞からの贈り物

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中国、独自の有人宇宙ステーション「天宮1号」を来年打上げへ

2009年03月04日 19時47分09秒 | Weblog
中国が有人宇宙ステーション「天宮1号(Tiangong 1)」の開発をほぼ終了し、2010年の打上げに向けた最終準備段階に入ったことが2日、中国国営の新華社通信の報道により明らかとなった。

 「天宮1号」は与圧室を備えた宇宙ステーションで、外見はソーラーパネルが左右に1枚ずつ合計2枚装備されている以外はほぼ、欧州宇宙機関(ESA)の補給機「ATV」と重量、大きさともに同一のものとなる見通し。ただし、中国はATV並の大型物資(重量約8トン)を打上げ可能なロケットは現時点では、保有しておらず、打上げには新開発の「長征5(Long March 5)」重量級ロケットが使用されることとなる見通しだ。

 2010年に予定されている最初のミッションでは「天宮1号」は同時に打上げられた無人の「神舟8号」との自動ドッキング実験を実施。その後、更に無人の「神舟9号」との自動ドッキング実験を実施した後で有人の「神舟10号」をドッキングさせるとしている。

 また、2015年までには「天宮2号」と「天宮3号」を打上げることで、3機のモジュールから構成された本格的な宇宙ステーションの運用を行うとも述べている。

 ESAのATVに関しても単独で軌道上に投入した上で、別途打上げられたソユーズ宇宙船とドッキングすることで、小型の有人宇宙ステーションとしての役割を果たすことなども検討されているが、ESAは国際宇宙ステーション(ISS)の主要参加国ということもあり、独自の宇宙ステーションを保有する必要性は少ないため、今のところこのATVを使った宇宙ステーション構築計画に関しては具体化の動きは進んでいない。

 しかし、そのISSに関しても運用は今のところ2016年までで、それ以降の予定は未定なのが現状。また、中国が「天宮1号」を打上げる2010年は米国がスペースシャトルを廃棄し、米国は独自の有人宇宙船がなくなるという空白期間の最初の年にも合致することもあり、状況次第では、2010年を契機に中国の宇宙開発能力は米国をリードする可能性もでてきた。

 中国は更に、海南島に世界最大規模の新宇宙基地の建設に着手したこと、また、長征ロケットの生産能力を年20~30機に増強する方針なども明らかにした。

 画像はESAによるATVを使った小型宇宙ステーション構築案。中国の「天宮1号」は当初はこれとほぼ同じものとなりそうだ。


どうするんだろうね、スペースシャトルの後継機。
このブログでも何機かとりあげたけども…
実用化にはまだまだなものが大多数。

中国に宇宙開発で負けるなんて。
ありえへんでしょ。

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